便利!おトク!激変お支払いビジネス
レジ待ちゼロで売上UPの謎アプリ
続いて最新のお支払いで儲かっているということでやって来たのは福島県にあるマルトというスーパー。
一見、売り場もレジ周りも特に変わったところはなさそうですね…
あれっ、買い物カゴに何か変なものがついている!?何やら台にスマホらしきものが。これは一体…
と思ったら「ピッ」と商品をかざしている。どういうことなのか?
そのままついて行ってみましょう。どうなるんでしょう。
何やら機械を操作して、レジの横を通りすぎてそのまま帰っちゃう!
あれ、お金払いました?
お客さん

スマホでレジができる。
そう、このマルトのお支払いビジネスはカゴに置いたスマホでピッとやるだけでレジいらずになるシステム。その名も「Shop&Go」。
使い方はというとまずお客さんが自分のスマホでShop&Goのアプリを開いて、カートについている台にスマホを置いたらお買い物開始。
いつものように商品を選んだら、スマホのカメラにバーコードをかざす。すると商品名とお値段がスマホに追加。
全部買い物が終わったらスマホに表示されたQRコードを精算機に読み込ませてお支払い。最後にカゴに入った商品が全部カウントされているかだけを店員さんがチェックして、お買い物終了!
番組スタッフ
何回か使ってる?

お客さん

ずっと。毎回。
最初は抵抗あるんじゃない?
例えばこれ(なめこ)、意外とふにゃふにゃになっちゃって、真っ直ぐにしないと読みづらい。
番組スタッフ
楽しんでませんか?

お客さん

んっ?
まぁね。まぁ。
でもこれ、自分で色々やらないといけなくて結構大変そうですが、なぜかお店にとってはスゴく嬉しい効果があるらしい。
マルト SC平尼子 店長
大利淳二さん

導入前と導入後で2%~10%売上げが伸長しています。
Shop&Goを導入しただけで売上げが上がる?
マルトさんによるとこのShop&Goを導入することでお客さんのとある悩みが解決される。結果、売上げが上がるらしい。
その悩みというのがレジ待ち。
お客さん

待つことなくさっと自分でできるから。
これ以上便利なものはないというくらい便利です。
お客さん

レジ通さなくていいし、並ばなくていい。
お客さん
マルト以外ない。

お客さん

だからマルトに来ちゃう。
そうShop&Goを使うとレジで店員さんにピッとスキャンしてもらう手間がないのでお客さんにとってはスムーズ。
お店側もレジが混まない分、たくさんのお客さんをさばくことができるので売上げが上がるんです。
マルト SC平尼子 店長
大利淳二さん

レジ待ちが増えてしまうとどうしてもお客様、他の店舗に行ってしまうので結果、お客様が離れてしまう。
Shop&Go導入後はそれがない状態です。
さらにお買い物途中でも合計金額が分かる、買ったものの一覧リストで買い忘れを防げるって仕組みもお客さんには人気なんだとか。
でも、なぜこのアプリを作ることになったのか?
Shop&Goを開発した寺岡精工って会社へ。
寺岡精工 リテイル事業部
中西伶佳さん

セミセルフレジを2010年に寺岡精工が開発したが、それでもまだレジ待ちを解消しきれない問題があって、Shop&Goの開発に至りました。
実はこの寺岡精工さん、昔からスーパーなどのレジを作っている業界の老舗で、お客さん自身でピッとスキャンしてもらうセルフレジも開発。
ただ、セルフレジでも一度カゴに入れた商品をレジでもう一度出してスキャンするという手間は今までのレジと変わらなかったため、レジの時間を劇的に短くすることができなかった。
そこで思いついたのがこのShop&Go。
Shop&Goを開発した寺岡精工って会社へ。
寺岡精工 リテイル事業部
中西伶佳さん

Shop&Goだとマイバッグをつけていただく。
作業が1回で済んでしまうのでレジ待ち・滞在時間の削減につながる。
さらに以前は通常レジ6台だったところを通常レジ3台とShop&Go精算機3台にすると6名いた店員さんが4名で対応できるようになり人件費も節約。
そして寺岡精工は…
寺岡精工 リテイル事業部
中西伶佳さん

初期費用として約数十万円。
精算機1台あたりの定価が約200万円。
1商品お買上げごとに0.6円の利用料をいただいてます。
1つ買うごとに0.6円!?
ってことはお客さんが買ってくれるほど寺岡精工さんも儲かるってことで
寺岡精工 リテイル事業部
中西伶佳さん

寺岡精工はShop&Goでがっちり!