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[WBS] 改正風俗法で変わる夜。「朝まで営業」はじめました。

2016年6月25日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

マハラジャ六本木

[blogcard url="http://maharaja-r.jp/"]

東京・六本木のマハラジャ六本木。

ミラーボールの下で音楽に合わせ軽快なステップを踏んで踊る人たち。

お客様は

ストレス発散。みんなと合わせて踊るのが楽しい。

午後8時過ぎで約50人のお客様がフロアを埋めて盛り上がっています。

ただ、本当の盛り上がりは午後10時を過ぎてからで入場制限をすることもあるといいます。

クラブにとって深夜は書き入れ時。しかし営業時間の壁があります。

日本都市プロダクション株式会社

マハラジャ六本木を運営する日本都市プロダクション株式会社の片山康生社長は

もう少し遊びたいお客様が多かったが、法令順守でやっていたのでお断りしていた。

風営法

そもそもダンス営業は1948年の風営法施行以来、風俗営業として原則午前0時まででした。

今回の改正法で店内の明るさが映画館の上映前後の明るさ、10ルクスを超えるなど条件を満たせば午前0時以降の営業も可能になりました。

マハラジャ六本木では6月24日から早朝5時まで営業を延長しました。

売り上げは伸びると思う。

六本木は夜中すごくにぎやかなので、この法改正でもっと元気な街に。

警察庁は先月末までに全国のクラブやライブハウスなどから70件の許可申請を受け付けました。

A-LIFE

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申請を行ったクラブ「A-LIFE」。

フィリピン人の女性は

自分の国だと朝まで営業しているクラブがある。日本でも実現することはいいこと。

オーストラリア人の男性は

ナイトライフは最高。自分が遊びたいだけ遊べるのはいいこと。

クラブの営業時間の拡大は外国人観光客の増加で観光資源としても期待されています。

問題点

一方でクラブは酔った客同士のトラブルや騒音に対する周辺住民からの苦情が少なくないのも事実です。

警察は朝まで違法に営業していたクラブの摘発を進めてきました。

Zeebra

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ラップ音楽の第一人者で「クラブとクラブカルチャーを守る会」会長のZeebraさんは国の規制そのものに異を唱えてきました。

90年代の中頃までは日本はたぶん一番進んでいた。

今となっては中国や韓国やエンターテインメントにお金を出している国は日本を抜いてて、欧米の有名DJが中国にいってしまう現状がある。

Zeebraさんは4月にオランダ・アムステルダムで開催されたナイトカルチャー発展のための国際会議に日本人代表として出席し、パリなどの欧米諸国に追いつきたいと話しました。

国会議員に陳情するなど法改正に大きく関わってきたZeebraさんは規制緩和によって街の安全面も改善すると話します。

合法で営業できるようになれば何かあればすぐ警察に通報できる。逆に管理ができていく。

さらに経済的な効果も大きいと言います。

合法になればスポンサーが増えるし、企業が実際にクラブを作る話も出ている。ナイトエンターテイメントが始まるタイミングになったのでは。

梅澤高明会長

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今回の規制緩和についてナイトカルチャーに詳しいA.T. カーニー日本法人の梅澤高明会長は

政治や行政からしたらナイトクラブは末端の話だった。それを社会と経済のテーマに昇華して全国規模で規制改革が勝ち取れたのは大きな成果だった。

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