最新遊具は一切ないものの賑わいが絶えない遊園地があります。
そこにはお客様を呼び込む巧みな戦略がありました。
るなぱあく
[blogcard url="https://www.lunapark-maebashi.com/"]
レトロな歴史を感じる遊園地。
最新遊具はどこにも見当たらないのですが、ひとたび開園すればこの賑わいに…
楽しかった。
週末はどの遊具にも行列が。
ここ数年、利用者数は右肩上がりで増え去年は過去最多を記録しました。
お客様を惹き付ける人気施設のヒミツとは?
群馬県前橋市にある日本一懐かしい遊園地「るなぱあく」。
開園は64年前の1954年。
前橋市が大型遊具のある公園として開園し、親子三世代に渡って親しまれています。
自分も小さい頃来ていたので懐かしいと思って。
なかには歴史を物語る遊具も…
るなぱあくの井階渉副園長、
「るなぱあく」のシンボルとなる木馬です。
現存するもので最も古いとされる電動木馬で11年前、国の有形文化財に登録されました。
料金
入園料はなく、木馬などの乗り物はなんと1回10円。
大型の乗り物は50円という料金で地元の利用者に愛されてきました。
昔から変わらない。
娘の時も同じ料金だった。
30年くらい同じ料金で、もっと前からやっていると思う。
しかし、アトラクションの老朽化もあり一時、利用者は伸び悩み過去2回、閉園の危機に直面しました。
そんな施設がなぜ多くのお客様を呼び込むことができるようになったのか?
遊園地デビュー
そのキーワードは、
遊園地デビューですね。
ターゲットにしたのは3歳から7歳くらいの遊園地デビューの子ども。
スリリングな最新遊具がないという弱点を逆手に取ったのです。
自分たちで遊具に乗れるような年齢になった。
親も安心してゆったり見守っていられる。
株式会社オリエンタル群馬
[blogcard url="http://oriental-gunma.com/"]
実はこのるなぱあく、公園や道の駅など公共施設を運営する民間企業「オリエンタル群馬」が2015年から手掛けています。
施設価値を上げる手助けができると指定管理に手を上げた。
民間のノウハウを生かし、小さな子供連れの親がゆっくりくつろげるように2年前には飲食スペースを新設。
さらに子供向けの出店も定期的に呼び子供と親、両方が喜ぶ企画を立て続けに仕掛けています。
またSNSで毎日、情報を発信しPRも強化しました。
すると延べ120万人ほどだった利用者は170万人を突破するほどまでになりました。
今後は教育的なサービスや勉強の場を設けていきたい。
施設・遊具も老朽化しているのでリニューアルし新たな遊具をおきたい。
ターゲットを明確にし、多くの人に親しまれるるなぱあく。
さらにお客様を呼び込みそうです。