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[がっちりマンデー]儲かる模様(1)[株式会社ロスフィー]

がっちり!リノベ業界

儲かる模様①フラクタル模様

急増中 謎の三角形日よけ!木陰がヒント

まずやって来たのは東京・稲城市にある「よみうりランド」。

株式会社ロスフィー 取締役
保清人さん

株式会社ロスフィーの保と申します。

独特な模様のTシャツで待っていたのはロスフィーという会社の保清人さん。

株式会社ロスフィー 取締役
保清人さん

幾何学模様大好き人間、タモツです。。

そのロスフィーの儲かる模様というのはこちら!

株式会社ロスフィー 取締役
保清人さん

これが儲かる模様、フラクタル。

出てきたのはなにやら変な形の物体、これがフラクタルっていうらしいですが…

番組スタッフ

売り上げは?

株式会社ロスフィー 取締役
保清人さん

この模様で約1億円。

この謎の物体がなぜかオリンピックのファンアリーナや羽田空港第2ターミナルなど、結構いろんなところで使われて売上げが1億円らしい。

いや、そもそもこれは何ですか?

株式会社ロスフィー 取締役
保清人さん

フラクタル模様を使った日よけ。

でもこの日よけ、なんだか隙間だらけで結構お日様も差し込んじゃいそうですけれども大丈夫ですか?

試しにスタッフが入ってみると…

番組スタッフ

お~!涼しい!スゴい!

株式会社ロスフィー 取締役
保清人さん

模様が作る涼しい空間。

スゴそうなフラクタル模様ですが、保さん、そもそもフラクタルって何ですか?

株式会社ロスフィー 取締役
保清人さん

フラクタル図形があります。
一番単純なフラクタル図形は大きな三角形に半分くらいの三角形、この三角形のまた半分くらいの三角形、永遠に描いていくことをフラクタルの法則と言う。

このようにどんどん自分と同じ形を小さく描いていくフラクタル模様。実は自然界にもいっぱいあって三角形を外側に広げていくと雪の結晶に、葉っぱの形ならシダ植物に、円錐形ならカリフラワーにといった具合。

その中で三角形のフラクタル模様の生地をたくさんつなげて日よけにしたのがこちらのフラクタル日よけってわけ。で、このフラクタルがスゴいんです。

株式会社ロスフィー 取締役
保清人さん

普通の日よけと比べてこの模様が涼しくしてる。

なんと日差しが差し込むこのフラクタル模様の日よけの方が普通の日よけより涼しくなるという保さん。ちょっと信じ難いお話ですが、試しに同じ素材で作った1枚生地の普通の日よけと隙間だらけのフラクタル日よけで30分間放置してどれくらい空間の温度が違うのか比較!

撮影を行った7月2日は気温35度という猛暑日。果たして日よけの中の温度はどうなるのか?

放置してから30分。まずは普通の日よけをチェック。すると中の温度は29.5度。続いてフラクタル日よけ。中の温度は27.2度。というわけで普通の日よけよりなぜかフラクタル日よけの方が2.3度低いという結果に。まっでもたった2度という気もしますが…

株式会社ロスフィー 取締役
保清人さん

気温で1度とか2度違うと体感温度が全然違う。

でも気になるのは中に日があたっているフラクタル日よけの方がどうして涼しくなるのかってところ。保さんによると…

株式会社ロスフィー 取締役
保清人さん

普通の日よけの方は緑の日よけが熱くなってる。
余計な熱、輻射熱というのが放熱されています。それで空間の中が熱くなっている。

確かにサーモグラフィで見ると普通の日よけは生地が赤くなり熱を持っているのにフラクタル日よけの方は青、熱を持っていません。

というのも…

株式会社ロスフィー 取締役
保清人さん

小さい三角形が集合したものがフラクタル模様。
小さいものは熱が当たるがすぐに逃げてしまう性質がある。

フラクタル模様の大きな特徴は見た目よりとっても面積が小さいってこと。その分、熱を持たないから周りも涼しい。そして風通しも良いのでより効率的に生地から熱を逃してくれるってわけ。

まさに良いところ尽くめのフラクタル日よけですが保さんによると実はこれ、自然界のとあるフラクタルな物をマネて作ったそうで…

株式会社ロスフィー 取締役
保清人さん

実はフラクタル日よけは木を再現したモノ!

そう、フラクタル日よけのイメージは木陰。今から10年ほど前、良い日よけがないかと悩んでいた保さん。ある時、木陰が涼しいのはなぜだろうと考えていた。たまたま訪れた京都大学の酒井敏教授の講演会で木陰が涼しいのは木がフラクタルの形をしているのではと閃いた!

そこで実際に作ってみたところ、見事木陰を再現できたってわけなんです。

株式会社ロスフィー 取締役
保清人さん

これが1枚の葉っぱ。集合して大きな木になっているというイメージ。

木陰のようないい感じで涼しいフラクタル日よけですが、一つ弱点が…

そう隙間だらけで雨が防げない!でも…

株式会社ロスフィー 取締役
保清人さん

コレが最大の武器。

実は一般的な日よけやテントなどは雨を防げるので屋根と見なされ法律で都市部などでは建てられる場所が制限されてしまう。でも、フラクタル日よけは雨を防げないので屋根に当たらずどこでも設置できるんです。特に注文が多いのが…

株式会社ロスフィー 取締役
保清人さん

屋上ですね!

実は屋上は法律で屋根が設置できない。でも暑いから熱中症対策はしたい。そんなニーズに応えているのです。

屋上だけでも日本中にあるということで…

株式会社ロスフィー 取締役
保清人さん

日本だけでも市場規模は1,000億円。
新しい分野で競争相手がいない。是非ライバルをお待ちしています。
ロスフィーはフラクタル模様でがっちり!

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