ずらりと並んだ果物、そして野菜も種類が豊富です。こちらは大手スーパーのライフが4月15日にオープンした新たな店舗です。実はこのスーパーが工夫しているのは店頭の販売だけではありません。あるサービスにも力を入れるハイブリッド・スーパーマーケットなんです。一体どんなスーパーなのか取材しました。
開店に行列…デパート×倉庫!"ハイブリッド・スーパー"とは?
東京・渋谷区の恵比寿ガーデンプレイス。去年2月まで三越が出店していた建物。
田中瞳キャスター

午前11時、Foodies'Gardenがオープンしました。朝から並んでたお客さんが続々と入店していきます。
地下2階のフロアに食品や生活雑貨など9店舗がオープンしました。
そのうち一番広い面積で展開しているのがセントラルスクエア。スーパーのライフが旗艦店と位置づける店舗で特徴はライブ感です。
田中瞳キャスター

こちらは野菜売り場です。中には機械があり「ロメインレタス」、店内で育てているんですね。
LEDを活用した装置を使って店内で栽培した野菜を販売します。
さらに…
田中瞳キャスター

大きな水槽の中にさまざまな魚が泳いでいます。
和牛を使った弁当は…
弁当売り場スタッフ

オーダーを受けてからこの場で焼いて出すので、とてもジューシーで温かい弁当を出せる。
惣菜コーナーではお客さんから見える場所で卵焼きを作るなどできたて商品をアピールしています。
お客さん

品揃えもいっぱいあるし買い物しやすい。
半分デパートっぽいかなと。
お客さん
食品の品ぞろえがいいと使い勝手がいい。

こんなものも…
田中瞳キャスター

10万円のさくらんぼ。なかなか町のスーパーでは見かけない桁数ですね。
弁当は通常の1.5倍のおよそ50種類揃えています。
ライフコーポレーション
岩崎高治社長

近隣は1人世帯や2人世帯の人が多い。それから30代40代の人たち。そうした人たちのニーズに合うような品ぞろえをしている。
実はこのエリア、周辺住民のおよそ6割がスーパーに足を運ぶことが少ない1人世帯だといいます。
その顧客を取り込むもう一つの仕掛けがバックヤード。
田中瞳キャスター

ここは倉庫ということです。値札もあって、いろいろと種類もあってここもお店のようです。
ここはネットでのみ販売する商品を集めた、いわゆるダークストア。
お客さんからネットで注文が入るとスタッフが商品をピックアップし、配送する仕組みです。
実はこのスーパー、リアル店舗に加え、ネットスーパーのための倉庫部分を広めに取ったハイブリッド・スーパーなんです。
ライフコーポレーション
岩崎高治社長

リアルには来たことはないけどネットで買って「意外と商品いいね」とこの店にまた来てもらう。
ライフでは幅広い世代を取り込めるハイブリッド型を増やしていく考えです。
ライフコーポレーション
岩崎高治社長

一人一人のニーズにあった形で直接アプローチする。
次世代のスーパーマーケット、これを実現していきたい。