東京モーターショー、自動車メーカーがしのぎを削る各社の展示会場では多くの企業でEV(電気自動車)が目玉となっていて本格的なEV時代の到来を予感させるモーターショーとなっていました。

トヨタ自動車株式会社
[blogcard url="https://lexus.jp/"]
レクサスインターナショナルの澤良宏プレジデント、
レクサスは電動化技術で未来の車の在り方を根本から変える。

トヨタの高級車ブランド、レクサスがEVの分野に本格的に参入することを明らかにしました。

10月23日にお披露目したEVのコンセプトカーにはタイヤのホイール一つ一つにモーターを組み込みました。


来年には中国、ヨーロッパ、日本と立て続けにEVを発売していく予定だといいます。

ハイブリッド車に力を入れてきたトヨタグループがEVを加え電動化に本格的に舵を切ります。
新しい乗り味、操る楽しさを提供できると思うので、レクサスならではのEVということで開発したいと思う。


レクサス以外でもEVの発表が各社で相次ぎました。
本田技研工業株式会社
[blogcard url="https://www.honda.co.jp/"]
ホンダの八郷隆弘社長、
未来志向の都市型コミューター「Honda e」を来年日本で発売する。

「Honda e」は10年先の車の姿を描いて具現化したEV専用モデル。・

先進技術を詰め込んだというホンダのEV。
本田技術研究所の人見康平さん、
OKホンダ。近くのレストランを教えて。

複数のレストランがあります。

AIを用いた音声認識でドライバーをアシストします。

ヨーロッパでは日本よりひと足早く来年の初夏に発売される予定ですでに受注も始まっています。価格は2万6,160ユーロ、300万円を超えますが想定以上の反響だといいます。

全部が全部EVの完成形ではなく、ホンダのようにスモールカーで街乗りがベストの車をつくるのもひとつの考え方。

ホンダは2030年までに自動車の世界販売の3分の2を電動化するとしています。

マツダ株式会社
[blogcard url="https://www.mazda.co.jp/"]
またマツダも来年、初めての量産EVをヨーロッパで発売すると発表しました。

マツダの丸本明社長、
地域・国によってお客様の多様性が広がっている。

そういうお客様がEVを欲しいと思っているのであればマツダも当然参入する。

ヨーロッパを皮切りに北米など販売地域を順次広げるといいます。
各社がEVへの本格参入に舵を切る背景には世界で厳しさが増す環境規制があります。

ヨーロッパと中国で二酸化炭素を排出しないEVを一定の台数販売しなければ規制に対応できないのです。

メルセデス・ベンツ日本株式会社
[blogcard url="https://www.mercedes-benz.co.jp/"]
今回のモーターショーに参加した数少ない海外メーカーのメルセデス・ベンツも欧州などの規制に対応するためEVを発表しています。

日産自動車株式会社
[blogcard url="https://www.nissan.co.jp/"]
世界中でEVの注目が高まる中、リードしているのが日産自動車です。

2010年にEVの量産車「リーフ」を投入し、これまでに43万台を販売してきました。

日産の中畔邦雄副社長、
電気自動車のパイオニアである日産自動車が本日また新しい電気自動車「アリアコンセプト」「ニッサンIMk」を届けます。

SUVタイプのアリアコンセプトは2つのモーターを搭載した4輪駆動車。

ニッサンIMkは日本の軽自動車の規画に合わせた小型のEVです。

具体的な発売時期は決まっていませんが…
2台のコンセプトカーは単なるコンセプトではなく、近い将来の日産の量産車の方向性を表現している。

さらに日産はEVの特性を生かした展開を進めています。
リーフを使った家庭への給電システムです。
いま停電になりました。最近、災害などで停電になることも経験しました。そうした時に存在感を示したのがあります。

電力が復旧しました。この電気がどこから来ているかというと、電気自動車の日産リーフからなんです。一般家庭だとリーフ1台で大体2日から4日間、電力供給ができるそうです。

電池の容量が増え、災害時の非常用電源としても活用できることをアピールしています。

リーフの登場からまもなく10年。
世の中でEVの存在感がますます高まっています。