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[WBS]大手3社の6割に拡大!コンビニ「値引き」なぜ?[株式会社ローソン]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

コンビニエンスストアで最近こういったものを目にする機会が増えてきました。「値引きシール」です。

コンビニ業界では長らく定価販売が当たり前でしたが、値引き販売はいま大手3社のおよそ6割の店舗にまで広がっていることが分かりました。

値引き販売が広がるその理由を取材しました。

コンビニで急増 値引き販売!

ローソンで導入する理由は?

都内にあるローソン「ローソン江東東雲店」。12月8日は雨のためお客様の姿はまばらです。

そこで店員が惣菜に貼り始めたのは値引きシールです。

ローソン江東東雲店の陳紀友店長。

きょうは雨が降っているので販売が弱い感じがするので。

例えば消費期限が22時前と書いてあるので、その4時間前ぐらいに値引きシールを貼る。

雨の日ということで普段より早めに値引きに踏み切りました。24時間営業のコンビニは閉店ラッシュがないため、値引きのタイミングが難しいといいます。

ローソンでは販売期限が迫った食品の値下げは個別の店の最量に任せていて、いまでは9割の店で実施されています。

お客様は…

すぐ食べる商品だったら割り引きの方から先に手が出る。

「やったぜ」という感じ。

SDGsの観点から値引きはあっていい。

この店舗を含め、31店舗をフランチャイズ契約している有安誠一さん。

最初の1店舗をやっていた時からスーパーバイザーの人に「廃棄出すのであれば値引きして現金化した方が収益化できる」とアドバイスを受けていたので。

小売りなので現金化することは大事。

商品の販売期限が過ぎ廃棄処分する場合、仕入れた店側の負担も大きくなります。

安くしても売れればその負担は軽くなります。

さらに…

大きく見ると食品ロスが非常に問題になっているので、ごみに出すよりは消費してもらう方が大きい意味ではメリット。

店側のコスト負担と食品ロス、値引き販売がこうした問題の解決につながっているのです。

お客様を日々見て値引きするタイミングを見計らわないといけないという意味では常に店内に目を光らせ、天候を肌で感じなければいけないところは教育の一環にもなる。

さらにローソンでは消費期限が短い弁当などに関し、その日の在庫数などの状況に応じた値引き額や値引きをするタイミングをAI(人工知能)が推奨する実験を一部店舗で実施。

2023年度をめどに全店で導入する予定です。

ファミマは新システムで拡大

こうしたコンビニの値引き販売、大手3社の国内店舗のうちおよそ6割にあたる3万店にまで広がっています。

去年までは値引き販売をする店舗が少なかったファミリーマート。

今では8割の店舗が導入しているといいます。

7月からは食品ロス対策のエコ割と打ち出していて実際廃棄量も以前に比べ1~2割減らしました。

値引きする店が急増した背景にはある秘密が…

販売期限が近づいたおにぎりに20円引きのシールを。さらにもう1枚、バーコードを貼りました。

値引き品に貼られたこのバーコードがカギなんです。

以前は値引きした商品名や数量をその都度本部に報告する必要がありましたが、新たなシステムではバーコードに値引き情報が入っているため、店での作業はシールを貼るだけ。現場の負担が大幅に減ったため導入に踏み切る店が増えたのです。

ファミリーマートの店舗運営業務部、中村洋介マネージャー。

環境だけでなく、店舗にもお客さまにも好評。より広げていければいいと考えている。

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