回転ずしといえば1皿100円や高くても300円くらいのものが多いですが、くら寿司が来週、500円以上という価格が高めのスイーツをメニューに加えます。実はいま回転ずし大手の間でスイーツを巡る激しい闘いが繰り広げられています。

くら寿司株式会社
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午後1時過ぎ、SHIBUYA109の前にできたたくさんの人だかり。

回転ずし大手のくら寿司が9月9日から販売する高級スイーツを無料で提供しました。

最高級のインド産アルフォンソマンゴーを使ったマンゴーパフェは518円。

すごく滑らかですね。チーズとマンゴーの酸味と生クリームがあるのでちょっと大人の風味ですね。満足感あります。

また大粒のタピオカを使った「黒糖タピオカミルクティー」も518円。

20日から販売する「モンブランパフェ」に至っては金箔がのって734円もします。

今までくら寿司で出していた一番高いスイーツでも302円。
なぜ高級スイーツを出したのでしょか?
くら寿司の辻明宏さん、
今までメインターゲットとしてこなかった若いお客様を意識して。

くら寿司を利用していなかった人にも足を運んでもらいたい。

「すし目当てじゃなくてもいい?」
スイーツだけでも満足してもらえるものを完成させた自負があるので。

消費税増税を控えた新たなお客様も取り込み。

今回のキャンペーンをSHIBUYA109で行ったのも若い女性を意識してのものです。
「少し高いが店に行ったら食べたいか?」
食べたい。高いかもしれないがパフェは大体それくらいなかと。

これだけ食べに行くのもありかも。

株式会社あきんどスシロー
[blogcard url="https://www.akindo-sushiro.co.jp/"]
そのくら寿司の強力なライバル「スシロー」。

2年前、スシローカフェ部というチームを立ち上げ専門のパティシエを中心にスイーツを開発してきました。

こちらの学生たちが頼んでいたのはタピオカ。

すごい。ちゃんとモチモチしててタピオカ。

普通のタピオカ店と同じくらいおいしかった。値段も安い。

このタピオカ、7月の発売当時に全店舗合計で1日4万5,000杯も売り上げた人気商品。

そして、こちらのお客様が食べていたのはアイスブリュレです。

とてもおいしい。カフェと同じくらいの味だと思う。

スシローの売りは本格的なスイーツを低価格で提供すること。

どの商品も100円から300円の設定です。
商品数も豊富で和風から洋風まで常におよそ20点は揃えています。

スシローのPR課、平野叶恵さん、
ほかの専門店だと600~700円するところをどうにか低価格にして、お手頃かつ本格的なスイーツを目指している。

価格を安く、種類を豊富にすることで老若男女幅広いお客様にもう一皿食べてもらい、客単価アップにつなげる。

これがスシローのスイーツ戦略です。
「すしを食べてもうおなかいっぱいだけど、この商品だったらもう1つ」と。

ターゲットを絞らず、いろいろなファンに楽しんでもらえるように考えている。
