株式会社くらコーポレーション
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大阪に2016年、新社屋を建てたばかりの会社。まるで巨大なくらのような…
そう、「くら寿司」。
くら寿司の常務取締役、久宗裕行さん、
我々は回転寿司で売り上げ1,000億円を達成!
おめでとうございます!
1977年に誕生したくら寿司は回転寿司業界のパイオニアとして、まさに右肩上がりに成長。
1999年に100億円、2008年に500億円、そして2015年、ついに1,000億円を突破!
創業から40年足らずで1,000億円企業の仲間入りを果たしたのです。
久宗常務、決め手となったのは何ですか?
やはりサイドメニュー。サイドメニューへの取り組みが1,000億円達成のポイント。あと、もう一つは徹底した寝室管理ですね。
くら寿司のサイドメニュー
唐揚げやフライドポテトくらいしかなかった回転寿司業界のサイドメニューに、2012年にくら寿司が突如発表したのがラーメン。
本格的な味に1杯370円という激安が受けて累計3,000万食以上の大ヒットを記録。
その後も、うな丼やカレーライスなど次々と人気メニューを開発。ググッと売上を伸ばしたのです。
ところでお寿司のくら寿司が、どうやって大人気サイドメニューを生み出すことができたのか?
ラーメンの生みの親、商品開発部のリーダー、商品開発担当マネージャーの松島由剛さんに聞いてみました。
「試作品は年間どれくらい作る?」
年間3,000種類!
「そうのうち商品になるのは?」
年間でいうと50品くらい!
とにかく作って作って作りまくる。そして毎週、試食会を開いてひたすら検討をします。
その、愚直までの繰り返しがくら寿司の大ヒットサイドメニューを生み出しているといいます。
今回、特別に試食会の様子を見せてもらえることになりました。
まずカレーにゅうめん。
にゅうめん!?
カレーうどんなるのに?
もう柔らかくなってるね!
麺が伸びてるね!
ボツ!ダブルバツ!
サイドメニューのポイント
くら寿司のサイドメニューのポイントは短時間ですぐ質や味が落ちるものはダメ。
さらに、
次は土星です。
いま「土星」って言いましたのよね…?
これはダメそうです…。ところが、
シャリも入ってますし、チーズと。
シャリ入ってる!?
はい!
味もめっちゃ本気で作ってる。美味しいですね。
木製本体のハンバーグにはシャリとチーズ、輪っかはオニオンリングとくら寿司にあるほかのメニューや食材を組み合わせて作っています。これもポイントの一つなんです。
「サイドメニューづくりのポイント?」
やっぱ当たり前ですけど味。店舗でのオペレーション。ここで出てきたものが本当にお店で再現できるか。盛り付けの手順とか、そういったところも全部見ている。
パートやアルバイトでもちゃんと作れるメニューかどうかも重要。というのも、
できるだけお店の厨房で作れるものは作る!出来たてを届けたい!
くら寿司の厨房ではラーメンやうどんもダシを取るところから始めます。天丼の天ぷらも注文を受けてから揚げる!
だから「作りやすいレシピ」っていうのも大事なんです。
鮮度くん
そして売り上げ1,000億円突破のもう一つのポイントになったのが、
鮮度くんです!我々が開発した新型の寿司キャップです。
2011年、フタ付きの皿「鮮度くん」を自社開発。これはお寿司が長持ちするのはもちろんですが、大事なのはフタの上。
広報宣伝部の辻明宏さんは、
この中にICチップが入っています。どの商品がいつ作られて、売れているのか売れてないのか、どれくらいの数が流れているのかICチップで分かるようになった。
鮮度くん以前は、皿の裏にQRコードを貼って品質を管理していました。皿が何分回っているという時間しか管理できていませんでした。
フタにICチップを付けたことでお客様がどのネタの皿を取り出したのか瞬時で分かるから次に作るべきネタが把握できます。その結果、廃棄ロスと作業時間を減らせます。
がっちり!
恐れ入りました…。
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