[WBS] 神戸製鋼不正問題!消えた・・・「3つの約束」!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

データの不正問題に揺れている神戸製鋼所。

10月8日の緊急会見以降、新たな問題が明らかになるたびに会計ンを開いて謝罪をしてきた神戸製鋼ですが、11月10日も会見を行って改めて謝罪をしました。

11月10日の会見で発表をしたのが「原因究明とと再発防止策に関する報告書」です。これを見てみると企業風土の問題点については明らかになった点が色々と指摘されていますが、今後の肝心な再発防止策については疑問符がつく内容となっています。

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株式会社神戸製鋼所

誠に申し訳ありませんでした。

11月10日の会見冒頭、深々と頭を下げた神戸製鋼所の川崎博也社長。

神戸製鋼はデータ不正問題に関し原因と再発防止策をまとめた報告書を公表しました。

不正の原因に関して収益性を重視した結果、品質よりも納期を優先する企業体質になったと分析。

「品質を軽視する風土が神戸製鋼で生まれたのはいつから?」

品質に関しては各事業部門に権限を移譲した経緯がある。長きにわたって事業部門制だったため、かなり以前からそういうことになる。

品質軽視の組織風土がかなり長い期間にわたって存在していたことを認める川崎社長。

10月の神戸製鋼のホームページ、トップページには「3つの約束」と題して「信頼される技術、製品、サービスを提供します」などの企業理念を掲げていました。

しかし、11月10日に確認してみると消えていました。

「神戸製鋼のホームページの表紙から「3つの約束」をどうしてなくした?」

勝川四志彦常務は、

コベルコの3つの約束というのは今年4月から信頼を旗頭に活動を続けてきた。今回、その信頼が大変揺らいでいると、もう一度仕切り直しをして全社挙げてやっていこうといったん外した。

信頼を失墜させたデータ不正問題、今回の報告書では一連の不正が始まった時期や役員の関与など詳細を明らかにできず不十分に終わりました。

また再発防止策については外部調査委員会が年末までにまとめる報告を受け、改めて検討するとしました。

竹内郎弁護士

企業の不祥事対策に詳しい専門家は神戸製鋼がまとめた報告書について評価はしたものの、こんな懸念を示しました。

企業の不祥事対応に詳しい竹内郎弁護士は、

本当にお墨付きを与えられるかは外部調査の報告を待ってから、経営陣の中に不正に手を染めて、今も容認している人がいたら大きな問題。今後の外部調査では不正の認識がどのくらい上の役職まで及んでいるかが調査の中心になる。

3つの約束

神戸製鋼のホームページから消えた「3つの約束」。

  • 1. 信頼される技術、製品、サービスを提供します
  • 2. 社員一人ひとりを活かし、グループの和を尊びます
  • 3. たゆまぬ変革により、新たな価値を創造します

再び掲げられる日はいつになるのだろうか?

海外メディアが見た「神戸製鋼」

信頼回復への道をなんとか歩き始めた神戸製鋼ですが、海外のメディアは今回の問題をどのように見ているのでしょうか?

韓国の新聞「東亜日報」とアメリカの「ニューヨーク・タイムズ」の特派員にそれぞれ話を聞きました。

東亜日報のチャン・ウォンジェ特派員は、

メイド・イン・ジャパンのブランドの資産が劣化しているのは事実。

ニューヨーク・タイムズのジョナサン・ソーブル特派員、

日本のブランドに多少傷がついたのは間違いない。

揃ってメイド・イン・ジャパンへの悪影響を語った海外メディア。

さらに韓国、東亜日報のチャン特派員はこう続けました。

不正が長く続いたということはシステムに問題があるのでは。日本的な企業文化に対して疑問になりうる事態。全世界的な責任を感じて明確に解明する姿勢が求められている。

アメリカ、ニューヨーク・タイムズのソーブル特派員は日本企業の問題への対応に疑問を呈します。

透明性のある対応が一番大事。ガバナンス(企業統治)がだめだと作っている商品も信頼できなくなる。今のところ一定のクオリティーの評判を日本の企業は保っているが経営者はどうかと疑問を抱えている人は多い。

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