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[WBS] 【THE行列】6,000通りの時計

2016年4月28日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

Maker's Watch Knot

[blogcard url="http://knot-designs.com/"]

週末の東京・吉祥寺。

商店街を一歩入った住宅街に行列のお店「Knot」があります。

オープンをして約1年の腕統計メーカー株式会社Knotの吉祥寺ギャラリーショップ。

日曜日の午後には約15人ほどの行列ができています。

店内には多くの人が時計を選んでいます。

本体の価格

「Knot」では腕時計の本体が1万4,000円~2万円とリーズナブルで約30種類から選ぶことが出来ます。

ベルトは2,000円~5,000円で200種類以上もあります。

お手頃な価格で約6,000通りの組み合わせを楽しむことが出来ます。

だから店内には迷うお客様でいっぱいです。

お客様は

仕事と遊びで時計を変える人が多い。これはベルトだけ変えればいい。

遠藤弘満社長

2年前に株式会社Knotを立ち上げた遠藤弘満社長。

信じられないほど売り上げが上がっている。わずか10坪のお店で毎月3,000万円以上を売り上げる。

人気の理由

「Knot」の人気のひとつに品質の高さがあります。

本体からベルトまで多くのパーツが日本製です。

株式会社南安精工

[blogcard url="http://www.nanan.co.jp/"]

長野県・安曇野市にある「株式会社南安精工」。

株式会社Knotの時計は株式会社南安精工が組み立てています。

株式会社南安精工では数年前まで大手メーカーの腕時計の機械部分を製造したため高い技術力を持っています。

しかし腕時計の生産拠点が次々と中国などに移り取り引き中止が相次ぎました。

小林知之社長は

日本でのモノづくりが終わると思った。

ところが2015年に株式会社Knotから毎月5,000個の時計の組み立てを受注するようになり息を吹き返します。

株式会社南安精工では新たに2,000万円の設備投資を行い、生産体制を2~3倍に拡充する予定です。

既存の時計メーカーは株式会社Knotを脅威に感じていると思う。いい起爆剤になった。

自動巻き

株式会社Knotでは新しい時計「自動巻き」の開発を進めていました。

遠藤弘満社長は

今までのモデルは電池のクオーツ式。これは自動巻き、ぜんまいで動く。

高級時計の代名詞「自動巻き」の時計を開発。

大手メーカーだと30万円以上するのを5万円以下で販売する予定です。

時計を動かすムーブメント部分には1秒間に8回振動する高性能仕様。

続々オープン

2016年1月には台湾に「Knot」の海外1号店をオープンしました。

5月には横浜に時計作りを見ることもできる大型店をオープンします。

若い人を中心に「腕時計離れ」が進んでいる。スマホでも時間は確認できるが腕時計の魅力を伝えて愛用してもらうきっかけをつくっていく。

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