1月24日、キリンビバレッジが発表したスムージー飲料です。

実はこちら、企業向けの飲料でキリンビバレッジとしては初の試みということです。
企業のオフィスに絞った新たなサービスにはどんな狙いがあるのでしょうか?

キリンビバレッジ株式会社
[blogcard url="https://www.kirin.co.jp/"]
キリンビバレッジの堀口英樹社長は、
健康の商品にプラスしたサービスやビジネスモデルを通じて新たな提案をしていきたい。

1月24日からキリンビバレッジが始めたのが企業向けのスムージー飲料の販売です。

健康がテーマだというスムージーは3種類。

キャベツなどの野菜とリンゴなどのフルーツをブレンドしています。

試飲した丸田佳奈記者は、
野菜とフルーツ100%ですが、非常に飲みやすくて、甘みもあってすごく美味しいです。

サービスは月額3万6,000円からで、スムージーと冷蔵ケースがセットです。

自販機やコンビニなどさまざまな販売ルートを持つキリンが今回、企業向けに目を付けた理由は、

企業が改革をしていく中で従業員の健康は基本。

従業員の健康をサポートしていくのは大切。企業のニーズがある。

働く人の健全な食習慣の確立と企業の健康経営がチャンスとしてある。

ソネット・メディア・ネットワークス株式会社
[blogcard url="https://www.so-netmedia.jp/"]
実際、試験的に導入を決めた企業を訪ねると…

こちらでは去年10月からこのスムージーを導入。
朝を中心に1日平均20個が売れているといいます。

このスムージーは1個300円ですが、社員は100円で買え、不足分は会社が負担しています。

体調を崩すとか支障が出ない調整はこういうところで補われているのかなと思う。

朝、何も食べないで来ることが多い。栄養が足りないと感じたときスムージーを買う。

厚生労働省によると朝食を抜く割合は20代の男性でおよそ30%、女性でおよそ23%となっています。

朝食からの意識改革が企業の健康経営の課題になっています。
ソネット・メディア・ネットワークスの経営企画管理部の松本裕文課長は、
最初は「朝スムージー」と言って朝限定の施策だった。

朝ご飯を食べてこない、食べられないという社員のために何か栄養をサポートしたいと導入。

昼時とか1日中栄養補給したいというニーズが出てきたので1日中にした。

狙うは企業の健康経営!
さらにキリンのビジネスモデルはスムージーを売るだけではありません。
肩こり腰痛あるよという方。

まず循環を整えてもらいます。

キリンはスムージーを販売するだけではなくオフィスで出来るエクササイズなど健康経営をバックアップするセミナーとセットで販売しています。

「リフレッシュした人、手を挙げてください。」

「効果はありますか?」
あります。

社員の反響も上々のようです。
自分が健康になる。自然に健康になっているオフィスは社員にとってもいいし、社外的なブランディング的にもいいと思う。

キリンは健康経営を全面的に打ち出し、健康飲料と健康セミナーのセット売りで競合他社との差別化を図る狙いです。
2019年度、300社の導入を目指します。

これからの時代はニーズが多様化、一つ一つ対応していかないといけない。

次世代のキリンビバレッジを支えていくものが何かないかチャレンジしている。

まさに本気。是非ここは成功させたい。
