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[WBS] ドローンで目指せ!携帯料金に代わる新ビジネス!

2016年12月20日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

KDDI株式会社

[blogcard url="http://www.kddi.com/"]

KDDI株式会社の山本泰英執行役員常務は、

私どもが気にしないといけないことが4つあります。機体・3次元地図・運航管理・クラウド。この4つのでBtoBのソリューションを提供していく。

12月19日、KDDI株式会社は携帯電話の通信回線を活用してドローンを遠隔操作する実験を始めると発表しました。

パートナーとして参加するのはドローンの機体を制作する株式会社プロドローンと地図大手の株式会社ゼンリンです。

株式会社プロドローンは世界で初めて2本のロボットアームを取り付けたドローンを開発。今回、東京の会場から200km以上離れた愛知県豊田市にあるドローンを使い、遠隔操作で直接作業できることを証明してみせました。

さらに人口カバー率で99%というKDDI株式会社の通信ネットワークを使えば基地局からのデータを受信しつつ、より広範囲でドローンを飛ばすことが出来ます。

一方、株式会社ゼンリンは高精度の3次元の地図の作成を担当。正確な地図情報があればドローンは建物との距離を測りながら飛行することが出来ます。

また目的地に到着する前にバッテリーの残量が不足すると最寄りの充電スポットに誘導。充電が完了したら目的地までの新たなルートを検索し飛行を再開するなど、ドローン自身が自立して飛行することができます。

株式会社ゼンリンの藤沢秀幸上席執行役員は、

事業という側面で考えると自立飛行できないと効率面から事業化は難しい。ドローンの実用化を実現するためには地図は必要不可欠。

KDDI株式会社はパートナー企業と共に来年度中に実験を始め、2018年度をめどに事業化。ドローンと通信の融合によりビジネスの拡大を図ります。

株式会社NTTドコモ

[blogcard url="https://www.nttdocomo.co.jp/"]

ドローンを使った新サービスに力を入れているのは株式会社NTTドコモでも。

10月に開かれた冬商戦に向けた新商品発表会。ここでもドローンが登場しました。

ドローンに装着されているのは株式会社NTTドコモのスマートフォンです。

広域で使える携帯電話の通信回線を使用して遠く離れた場所へ注文を受けた商品を配達する買い物代行サービスの実証実験を始めました。

11月から福岡市内の離島と本当を結び、2018年度を目標に商用化を目指しています。

株式会社NTTドコモの吉澤和弘社長は、

新しいサービスは、まだまだ考えられるし、できていないものもたくさんある。そういったものを提供していきたい。

ソフトバンク株式会社

[blogcard url="http://www.softbank.jp/"]

一方、ソフトバンク株式会社は北海道倶知安町にあるグラン・ヒラフスキー場。冬のレジャーシーズンが到来し、スキー客が雪の感触を楽しんでいます。

なんとこちらでも上空100mをドローンが飛行しています。

そしてドローンが示した場所を掘り起こすと中から電子音を鳴らすスキーウェア姿の人形が現れました。

外部から音を鳴らすことが、この雪山でもできた。

実はこちらで行なわれていたのはドローンと携帯電話を使った遭難者を救助する実証実験です。

通信大手のソフトバンク株式会社が登山やスキー中での遭難事故が増加傾向にあることをうけて行いました。

ソフトバンク株式会社の研究開発本部、藤井輝也さんは、

遭難した方の救助をいかに早くやるか、その時、スマホとか携帯電を使って救出ができるかということが最大の目的。

実験では通信エリアを広げる無線中継局を乗せたドローンを上空に飛ばし、遭難者の持っている携帯電話やスマートフォンから発信される電波をキャッチしてその位置を特定しました。

より早い救出をする時はドローンはいいツールだと、今回の実験で分かったので、これについては今後考えていきたい。

通信料金だけでは稼げない時代、ドローンで稼ぐため大手携帯各社の挑戦が始まっています。

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