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[WBS]KDDI「基本料金0円」プラン!掲載値下げ競争再び!?[KDDI株式会社]

2021年9月13日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

携帯電話料金に新たな動きがありました。

KDDIはこの春に導入した割安な料金プランをさらに見直し、月額基本料を0円にするなどの新料金プランを発表しました。

携帯電話料金の値下げは菅政権の目玉政策の一つでしたが、新政権へ移行した後もこの値下げの流れは続くのでしょうか。

KDDI株式会社

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9月13日、KDDIのオンライン会議。

KDDIデジタルライフの秋山敏郎社長。

思い切って0円のベースプランとする。

すべてをトッピングでお客様に組み立ててもらうゼロから始めるALLトッピング。

KDDIが今年春に始めたオンライン手続き専用の低料金ブランド「povo(ポヴォ)」。

導入からわずか半年で料金を大きく見直します。

特徴は月額基本料を0円にして使いたいときに使いたい量のデータ容量のプランをお客様に選んでもらう仕組みです。

従来のプランでは1ヵ月で20GBを使えるプランのみでしたが、新プランではインターネットの利用状況に応じて5つのプランを選べるようになります。

90日で60GBのプランは20GBに換算するとおよそ2,200円。500円以上の値下げとなります。

新プランの導入について髙橋誠社長は…

楽天が参入したときからずっと思っているが事業者間の競争こそがお客様へのいいサービスにつながると考える。

携帯電話各社は菅政権による値下げ要請を受けて今年春に新プランを相次いで導入しました。

横並びとの批判も出ていた中でKDDIがさらに一歩値下げに踏み込んだかたちです。

原点に立ち返って、今から競争していこうと気づかせてもらった。

去年からの政府の動きは前向きに捉えていきたい。

専門家はKDDIの狙いについて…

スマホジャーナリストの石川温氏。

楽天モバイルが基本料0円をアピールしているので、そこに対抗するために0円で契約できるというところをアピールしていると思う。

今回1ギガ、3ギガと低容量の設計も存在している。

自分にあった使い方をトッピング(選択)できるということはかなり安く使える人がいると思う。

スマホ利用者に行ったアンケート調査によりますと1ヵ月に使うデータ通信量が3GB以下の人が半数以上を占めています。そのためデータを使う量が少ない人に向けたプランの需要が高まっているといいます。

今後、他の携帯キャリアが同様のサービスを開始する可能性については…

KDDIが「povo2.0」を出して相当インパクトが強いのでNTTドコモ・ソフトバンクも対抗してくる。

特にNTTドコモは低容量のプランが一切ないので早めに手を打たないとユーザーが流れていくこともあり得る。

早晩、対抗プランを出してくると思う。

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