携帯電話の料金に料金を巡るニュースです。いまNTTドコモ、ソフトバンクなど大手の携帯電話会社を使っている人の多くが毎月の料金を低く抑えるために2年間継続して使う契約をしています。途中でこれを解約した場合、違約金が9,500円かかります。これがほかの携帯電話会社に乗り換えしづらくなる大きな壁となっています。
総務省の有識者会議ではこの違約金の上限をグッと下げて1,000円にする方針を示しています。この違約金を引き下げることで利用者が壁を乗り越えやすくなり、ほかの携帯電話会社に乗り換えやすくなる。こうして競争を促そうとしています。
これにより携帯電話業界に大きな変革が起ころうとしています。
KDDI株式会社
[blogcard url="https://www.kddi.com/"]
6月19日に開かれたKDDIの株主総会。
違約金の上限引き下げについて質問した株主に対し…
KDDIの東海林崇取締役執行役員専務、
期間拘束が全くなくなるというわけではないが、拘束期間が最大2年間という中身は変わってくると思う。
株式会社NTTドコモ
[blogcard url="https://www.nttdocomo.co.jp/"]
6月18日に開かれたNTTドコモの株主総会でも…
「携帯電話の乗り換えが増えるのでは?」
NTTドコモの丸山誠治副社長、
乗り換えが増えるかどうかはバランスの中で決まること。
慎重に検討し、必要があれば対応したい。
違約金の上限引き下げ。株主が相次いで質問するのは大手携帯会社の今後の戦略にも大きく影響するからです。
総務省
[blogcard url="http://www.soumu.go.jp/"]
6月18日に開かれた総務省の有識者会議には2年契約の違約金の上限を1,000円にすることで一致。
総務省は今年の秋から適応する見込みです。
この新たなルールの対象となるのはNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクと10月に参入する楽天モバイルの4社です。
9,500円の違約金はこれまで大手携帯電話会社が自社の利用者を囲い込む、いわば壁になっていました。
その壁が上限1,000円までと大幅に引き下げられると利用者は自由に会社間の乗り換えができるようになります。
街の声
ソフトバンクユーザーは、
いろいろな契約で縛りがあると思っていたでの1,000円なら簡単に移れるかな。
ドコモユーザーは、
乗り換えたい。1,000円なら。ドコモより他社の方が基本料金が安いと聞く。
楽天モバイル株式会社
[blogcard url="https://mobile.rakuten.co.jp/"]
この動きを好機と捉えるのが今年10月からサービス開始を予定している楽天モバイルです。
違約金を大幅に引き下げる議論がなされたことは業界の変化への第一歩としてポジティブである。
現在、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社で寡占状態である携帯電話市場に新規参入する楽天にとってはまさに追い風です。
H.I.S.Mobile株式会社
[blogcard url="https://his-mobile.com/"]
さらに格安スマホにも動きが…
H.I.S.モバイルは新たなルールの対象外ですが大手に先駆け解約時の違約金を無料にしました。
H.I.S.モバイルの猪越英知社長、
総務省から1,000円以下という指針が出たので、われわれとしては早速変えましょうということで、一回格安スマホを試してもらいたいので違約金を撤廃した。
違約金の引き下げにより大手からの流入が期待できることから、これまで以上に格安スマホを気軽に試せるようにと違約金をあえて無料にしたのです。
安く使いたい、経済的に使いたい人に強みを明確にした上でやっていきたい。