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[WBS] なぜ今「ガラケー」が復活!?往年の名機が人気のワケ?

2018年9月4日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

auが2003年に発売した携帯電話「INFOBAR」です。

カラフルで斬新なデザインから当時注目を集めました。

このINFOBAR、その後スマートフォンに形を変えましたが、なんと再び旧型の携帯電話、いわゆるガラケーに戻り9月4日から予約の受付を開始しました。

実は今、こうした特徴のあるガラケーが相次いで復活しています。

その理由とは?

KDDI株式会社

[blogcard url="http://www.kddi.com/"]

INFOBAR

都内のau販売店「au SHINJUKU」。

「INFOBAR xv」の予約受付が9月4日から始まりました。

このINFOBAR、アンドロイドを搭載していますが機能を絞ったガラケーです。

操作はタッチパネルではなくボタンで行います。

インターネットは使えるもののアプリはダウンロードできません、

一方、スマートフォンでは見かけなくなったストラップを付ける穴があります。

早速、予約をしたお客様は、

デザインも素晴らしく手にフィットする。

余計なものが一切ない感じが伝わってくる。

デザイン的に見ていて楽しい。

ガラケーの理由

初代INFOBARが発売されたのは六本木ヒルズが開業した2003年。

錦鯉をイメージした斬新なデザインで注目を集めました。

デザインしたのは工業デザイナーの深澤直人さん。

無印良品の家電製品などのデザインを手掛けています。

このデザインは高く評価され携帯電話でありながらニューヨークの近代美術館にも展示されたほど。

その後、デザインを残しつつスマホになりましたが、今回再びガラケーとして発売することになりました。

その理由とは?

15年間INFOBAR担当の砂原哲さん、

スマホ依存やSNS依存が問題になっている。

そうしたことに関心のある人に携帯電話(ガラケー)をひとつの選択肢として使ってもらう。

街の声

実際、街で聞いてみると…

ガラケーで全然いい。スマホだと片手で使いにくい。

電話が長時間できる。電池が長持ちするから。

普通に電話で話すには便利。こっち(ガラケー)の方がいい。

W.H.O

ガラケー復活の動きは大手だけに留まりません。

ベンチャー企業「W.H.O」が2019年1月にも発売予定のガラケー「un mode phone01」。

ボタン操作式のシンプルなデザインで価格は8,078円です。

開発者はある特徴にこだわったといいます。

渡辺哲也社長は、

電話とショートメールしかできない単機能の携帯電話。

このガラケーについているのは電話と短いメッセージを送れる機能のみ。

メニュー画面に表示されるのは電話帳や時計など9項目だけです。

インターネットの利用さえできません。

裏面にはカメラもありません。

機能を極限まで削ぎ落としたことで電池はなんと最大1週間も持ちます。

ネット接続もカメラもない電話に特化した携帯はほかにはないといいます。

「電話だけで使いたい」というお客様はかなりの人数がいる。

「工場内でカメラはいらない」「レンタルで短期間使用したい」など。

実際、8月からクラウドファンディングで商品化のための資金集めを開始したところ支援が殺到。

目標額20万円に対して現在すでにその35倍の700万円以上を集めています。

始めてまだ10日でこれだけというのは想像以上に支援していただいた。

ある程度のレベルまで需要は伸びる。

次のモデル、また次のモデル、どんどん作り出していければ。

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