株式会社ティーケーピー
東京都新宿区にあるTKP。街中の様々なところでなぜか最近チラチラ見かける「TKP」って文字、何の会社なんだろう?
株式会社TKPは2017年3月、東証マザーズに上場。
一体、何で上場した会社なのか?
河野貴輝社長、
こちらです。
机と椅子だけ・・・、社長、何もありませんが?
これは貸会議室なんです。貸会議室で上場しました。
この部屋自体がTKPの儲かりビジネス。会議室の時間貸しでがっちりな会社なのです。
TKPは2005年の創業以来、グングンと急成長。2016年の売上は219億円。全国1,800室以上の貸し会議室を運営しています。
TKPの儲かりビジネス! 便利な会議室で企業に大人気!
急成長のヒミツは今までありそうでなかった便利な会議室を作ることで会議室に困っていた企業に大人気になったからです。
実際に現場に行ってみると、開かれていたのは不動産の関連会社が主催するセミナー。結構、盛況ですね。
TKPではこうした社外の人が集まる大人数での利用が特に多いそうです。
料金は部屋の大きさで決められていて、180人入るこの部屋で1時間39,860円。
でも、なんで自分の会社ではなくTKPを利用するのか?
主催者のリングアンドリング株式会社の金丸信一社長に聞いてみると、
自社の会議室だと空いている時間がムダ!ずっと空いているようなところを持っていてもしょうがない。
企業が会議室に抱える悩み(1) 大きな会議室はあまり使わない。
企業が抱える一番の悩みは社内に大きな会議室が会っても使っていないムダな時間が結構多いということ。
たまにしか使わない大きな会議室を遊ばせて維持費がかさむよりも借りた方がコストが安く済みます。
そして部屋にある備品は皆さんが会議をしやすいように作られたTKPこだわりの特注品!
机に棚がないので忘れ物がない。脚が外側にあるので3人が余裕で座れるのです!
効率いいですよね、もったいないから!
さらにイスはお尻のクッション部分を厚くして長時間の会議でも疲れにくいようにしています。
企業が会議室に抱える悩み(2) 準備が大変!
そしてもうひとつ抱えていた悩みは準備が大変ってこと。
会議室の準備は机の配置を変えたりするのも大変だし、必要なものをその都度手配したりと時間がかかります。
だから、
TKPには音響スタッフと照明スタッフがおりますのでスタッフごとレンタルする!
会議室の設営から運営サポート、撤収までTKPスタッフがやってくれます。
さらに小会社にお弁当屋さん、大正12年創業の「常盤軒」を持っているのでセミナー終わりで懇親会って時には豪華なケータリングまで準備することができます。
まさにグイグイ来ているTKPですが、河野社長が最近さらなる儲かりビジネスを発見!
宿泊施設ですかね。今、目に付けたのが企業の保養所とか研修施設なんです。企業の研修所とか保養所は、その会社の人しか使えないんですよね。TKPが研修所・保養所にホテルのライセンスを取って運営するとセミナーホテルになって、平日は企業の研修センターとなって色んな企業に貸し出します、週末は個人の方にリゾートホテルとして貸し出す。
こうしてTKPは現在、全国10ヶ所の研修センターを借り上げて運営、これはさらに儲かりそうです。
最後にスタッフがどうしても気になっていた質問を、
「TKPって何ですか?」
(T)タカテル、(K)カワノ、(P)パートナーズ。または(T)東京、(K)貸し、(P)プレイス。(T)チーム、(K)革命 with、(P)パッション。
TKPの意味が社長の中でコロコロ変わっています。
今年、ホントいい名前見つけたんですね。正月に1人で合宿して。(T)トータル、(K)空間、(P)プロデュース。
創業12年にしてようやくピッタリの名前を見つけた河野社長。今回こそ長続きすればいいですね。
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