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[がっちりマンデー] 日本で旗揚げ!小さな会社の外国人社長![カルマ フォレスト ケア](3)

2020年2月2日

がっちりマンデー!

カルマ フォレスト ケア

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やって来たのは奈良県御所市にあるカルマフォレストケアって会社。

出迎えてくれたのは…

「日本人の方?」

日本人です。

「旦那さんが外国人?」

はい、そうです。

主人の民族の衣装です。

社長は中にいるって事で、

「ご自宅ってことですね?」

そうです。

「自宅兼会社?」

上がらせてもらうと…

シェルパ・カルマと申します。ネパールです。

シェルパ・カルマ社長

ネパールからやって来たシェルパ・カルマ社長(48歳)。

従業員は奥様の安紀子さんだけ。

何をやっている会社なんですか?

この2人、22年前にネパールのヒマラヤで出会ったんだとか!

「ネパールで恋に落ちたってこと?」

そうですね。

返事が早い!

それは置いといて、いま何のお仕事をしているんですか?

林業です。

特殊な林業なんですけど。

その特殊な林業がこれから儲かりそうってことで現場を見せてもらいました。

カルマ社長、30kgの荷物を背負ってスイスイと山を登っていく。

一体その特殊な林業とは?

特殊伐採

10分ほど歩いて到着した現場がここ。

先これいきたいんです!

樹齢およそ150年のヒノキを切り倒すらしいのですが…

特殊伐採です。

特殊伐採とは民家や電線の近くにある倒れると危険な木を上手に切り倒すかなり難易度の高いお仕事。

災害で倒れかけて、お寺の屋根の上に落ちそうな大木を屋根を傷付けず撤去するなんてことも手掛けます。

カルマ社長、どんな作業を?

上の方の…電線や道路側に向いている枝を全部落としてから軽くなったら引っ張って倒す。

よく見るとほとんどの枝は一方向に伸びていて、その方向には電線が張ってある。

このまま切ると枝の重みで電線の方に倒れてしまうので、まず上の方の枝を落として電線の方に倒れないようにバランスを取る。

どうやって枝を落とすかというと、気に登るってこと。

特殊伐採が必要な場所は大抵は木が密集していたり、急斜面だったりとクレーンなどの重機が入れない。

カルマ社長、上の枝に引っ掛けたロープと幹に巻きつけたロープを使ってスイスイ登っていく。

そして小型のチェーンソーで枝を切り落とす。

カルマ社長の目線で地上を見下ろすとこんな感じ…

「怖くないですか?」

ないですね。今ちょっと休憩!

実はカルマ社長、ネパールにいた時はヒマラヤの山岳ガイドをしていて、高い所での作業は慣れっこなんだとか。

日本でこの仕事についたのも自然の中で働きたいと思ったからなんですって!

カルマ社長の特殊伐採のスゴさを林業のお仲間に聞いてみると…

林業の仲間の津本一男さん、

身体能力が高いんですよ。

足腰にしろ、肺活量にしろ、僕らの3倍くらい動けますよね。

カルマ社長の作業はとにかく早い!

他の人の半分の時間で木に登って枝を落とす。

スタミナにおいても、この速さで山道を登れる48歳は少ないかも。

ヒノキの上の方の枝をある程度落としたら…

いよいよ木を切り落とす。

倒したい方向に向け慎重にチェーンソーを入れる。

無事に電線側に倒さず任務完了。

この特殊伐採、いくらくらい儲かるんでしょう?

年収600万くらい。

1000万くらいいけたらいいなと。

なんでも林業の後継者不足が深刻で手入れが行き届かない森の危険な木を切り倒す特殊伐採のニーズは徐々に高まっているらしい。

だから、

カルマフォレストケアは特殊伐採でがっちり!

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