エチケットとして口臭に気をつけている人も多いと思います。
口臭の予防には何よりも口の中を清潔に保つということが一番ですが、それを習慣にする新しい発想の商品が次々に登場しています。
花王株式会社
[blogcard url="http://www.kao.com/jp/"]
花王のコンシューマープロダクツ事業部門の野口真紀子ブランドマネージャーは、
日本初の歯磨き、解決したいのは最も悩みの深い口臭です。
花王は口臭を予防するこれまでにない歯磨きを発売すると発表しました。

その使い方はなんと容器から出る泡を直接舌の上にのせます。

そして口全体に行き渡らせた後に歯ブラシで磨きます。

でも、なぜ舌の上なのでしょうか?
花王のパーソナルヘルスケア研究所の矢納義高室長は、
不快な口臭の原因が舌の上にある。今までの歯磨きでは歯しか磨かなかった。今回は舌、口全体を一気にケアすることが特徴。
口臭の原因菌
口臭の原因となる菌は舌の上にも多く存在します。
実際、どんな菌がいるのでしょうか?
番組スタッフの舌の表面を採取して顕微鏡で見てみると…
特徴的なのが細長く見える棒状の菌。これが口臭を出す菌。基本的にどなたの舌にも菌が存在する。
この菌を取り除くことができれば口臭を抑えられます。
そこで菌を取り除くために新たに開発したのがきめ細かい泡です。
今回は泡でいかに汚れが除去できるかにこだわった。もっちりとした泡で通常の歯磨きでは立てることができない泡。
舌についた汚れのモデルで試してみると今回開発した泡のほうが一般的な歯磨きの泡よりも舌の汚れを落とすことに効果があることが分かります。
「薬用ピュオーラ 泡が出てくるハミガキ」の店頭に並ぶ価格は1,250円ほどとハミガキの中では高価格帯ですが、1本で190回使えることから1回あたりに換算すれば価格面でも競争できる商品だといいます。
泡を舌の上に直乗せする日本初の使い方も含めた提案。今後の日本、世界の歯磨きもこの泡歯磨きに置き換えたいという思いでさらに研究開発を進めていく。
オハヨー乳業株式会社
[blogcard url="https://ohayo-reuteri.com/"]
一方、歯磨き以外にも新発想の商品が…
東京・板橋のおのざわ歯科クリニックを訪ねた男性、齊藤充志さんが到着するなり早速取り出したのは、
「ロイテリヨーグルト」の近況についてお聞きしたい。

オハヨー乳業のヨーグルト、一体なぜ歯科クリニックでヨーグルトなのでしょうか?
実はヨーグルトの商品名にもなっている「ロイテリ」、口臭や虫歯、歯周病を予防する働きがあるといわれるスーパー乳酸菌です。
医療の分野ではすでに活用されていて、146の論文の臨床データが報告されています。
日本カバヤ・オハヨーホールディングスの木下真執行役員は、
通常、乳酸菌といった場合「おなかに効く」、このロイテリ菌はそれに加えて「口腔内の環境を整える」。
ロイテリ菌をヨーグルトに入れ口の中の環境を整える機能性表示食品は日本で初めてだといいます。
オハヨー乳業ではこのロイテリを歯科医を通じて広めることにしました。
おのざわ歯科クリニックの小野澤智史院長は、
キシリトールガムとかの提案はあったがヨーグルトは今回初めて。ただ普段の生活の中でやっていることに組み入れれば良いというのは患者にも勧めやすい。
毎日食べられるヨーグルトは子供や高齢者にも勧めやすいといいます。
日本カバヤ・オハヨーホールディングスの木下真執行役員は、
いろいろな臨床データがある。専門家の説明を通してきちんとした情報を世の中に伝えていきたい。
さらに2月に新たにタブレットタイプのロイテリを発売。

こちらはオハヨー乳業では初めて、オンラインストアでも販売しています。
今後はドラッグストアなどこれまでと違うチャネルでの展開を進めます。
もう一歩、さらに健康に貢献できる事業を目指していこう。