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[WBS] 【ロングセラー研究所】カンロ飴

2016年3月31日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

ヒトツブカンロ

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東京駅GRANSTAにあるヒトツブカンロ。
カンロ株式会社の専門店でグミやチョコなどこのお店でしか購入できない限定商品が人気のお店です。

商品を購入されたお客様にはカンロ株式会社60週年記念のカンロ飴がプレゼントされていました。

カンロ株式会社

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カンロ株式会社のカンロ飴は累計50億袋も販売されている人気の飴です。

カンロ株式会社の前身となる宮本製菓は、大正元年の1912年に山口県で創業しました。
創業当初はかりんとうや寒天菓子などの製造販売をしていました。

創業者である宮本政一がカンロ飴を作ろうと決めたのは戦後のことでした。

醤油味の飴

欧米から入ってきたあめ、国内のあめが競争するようになった。
創業者の宮本政一は日本人なら誰もが好む新しいあめをつくりたいと

宮本政一が考案したのが「醤油味の飴」。

しかし飴を工程で醤油が焦げてしまい焦げた匂いなどがついてしまいます。

そこで地元の醤油醸造メーカーと、焦げつかない「あめ専用しょうゆ」を開発することにします。

カンロ株式会社の西村一之専務によると原料メーカーとお菓子メーカーとのコラボは当時としてはあまりなかったそうです。

分析1 他メーカーとのコラボレーションが「ふるさとの味」を形にした。

個別包装

発売時の価格は1粒2円でした。これは他の飴の約4倍の価格でした。
しかし醤油味が非常に人気となり爆発的に販売されました。

ところが大手メーカーが模倣品を次々に販売するようになります。

差別化のために行ったのが「個別包装」です。

当時、飴はショーケースに入れてバラ売りされていた時代です。
一粒一粒ラッピングされている飴はカンロ飴が最初だったかもしれません。

分析2 類似品対策の個別包装が品質保持に一役買った。

カンロ飴の販売数

カンロ飴は1992年の年間1,800万袋の売り上げをピークに減少傾向が続いていました。

しかし2005年に発売された若者向けの50週年パッケージのカンロ飴が人気となり、そこから少しずつ回復しています。

ヒトツブカンロなどで販売されているプレミアムカンロ飴。
醤油味のカンロ飴をベースに和三盆、宇治抹茶、高知生姜、高知柚子などで味付けをした新しいカンロ飴で、若者向けのPRに力を入れています。

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