株式会社カクヤス
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こんな時ですけど僕たち上場しました!
最初に訪ねたのは東京都北区王子。
こんな時ですけど、
僕たち上場しました!
2019年12月、東証二部に上場。
株式会社カクヤス。
この名前、ご存じの方も多いはず。都内を中心に172店舗、ピンクの看板の酒屋さんチェーンの会社。
「社長大変でしたね、上場してすぐ。」
ジェットコースターみたいですね。
今はちょびっとがっちりくらい。
と語るのは来年で創業100年を迎えるカクヤスの3代目、佐藤順一社長。
実はこのカクヤス、あるサービスを普通の酒屋さんとは違うやり方にすることでがっちり大成功!
そのサービスとは…
他社が真似できないような宅配を目指しました。
「真似できない?」
真似できない!
カクヤスがこだわったのは宅配。
一体どんな宅配にしたのか?
23区どこでも1本から1時間で無料配達。
今から20年前に佐藤社長が打ち出したのは都内どこでもビール1本から配達。
しかも配達手数料はなし。
さらに1時間以内に配達するというもの。
これには飲食店の店主たちも大喜び!
前日注文が多いですよね。酒屋さんは。
1時間前に注文かけたら1時間後に来る。
スピード的なメリットはあります。
これまでは前日に注文をして1日1回くらいだった配達がその都度頼めばすぐに持ってきてくれるからとっても便利ってことでこの作戦は大当たり!
今ではカクヤスの年商は1,000億円超え。
ただ、こんな早く送料タダでカクヤスなお酒を運ぶとなると人件費とかも相当かかって到底儲からない気が…
しかしカクヤスにはこの超便利な宅配を可能にした2つの大きなヒミツ兵器があるんです。
まず1つ目はカクヤス式リヤカー型自転車。
お酒の配達というとバイクのイメージもありますがバイクだと法律上30キロまでしか積めない。
ところがリヤカー型自転車だと、
100キロくらい。
なんと4倍、120キロまで載せられる。
でもこれ相当重くて漕いで進むのは大変なのでは?
ということで最近運動不足気味の番組スタッフが試乗してみた。
「おーーっ!」
「電動アシストだから楽だぞこれ!100kg近くのっているとは思えない!」
厳密に計算するとバイクと自転車で生産性は1kmまでは全く変わらない。
そしてもう一つのカクヤスのヒミツ兵器は社長のお店の出し方戦略に!
遠くから行ったらコストが合わないからなるべく近くから行く。
1店舗の商圏を小さめに取ってその商圏を横展開して23区を埋めてしまう。
半径1.2kmの商圏だった。
1.2kmごと出店。
なんと佐藤社長、酒屋さん1軒のベストな配達エリアは半径1.2kmだとはじき出し、その間隔で都内の中心部にお店を出しまくったのです。しかしなぜ1.2kmなのか?
半径1.2kmって1時間あたりに約4.2件運べる。
4.2件運ぶというのが重要で、1.2×1.2×3.14で137店舗。
社長が考えたのは注文ごとに店とお客様のところを行ったり来たりするのではなく、時間を決めてまとめてお客様を回るやり方。
このやり方、半径1.2kmの配達エリアなら自転車で1時間おきに1回りできるワケ。
神に与えられた数字。
もちろんカクヤスは飲食店だけでなく個人のお宅にも飲み物1本から配達してくれる。
コロナの影響で飲食店の注文が一時期減ったものの、逆に個人のお客様が4割アップ。大忙しだった。
配達員の吉崎さんも…
余談ですけど…
10何kg痩せました。確実に。
「余談ですね。」
余談です。
上場を機に全国進出を目指すというカクヤス。
日本中でリヤカー自転車が大活躍の予感です。
カクヤスはこんな時でも上場してがっちり!
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