株式会社三森商店
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山梨県甲州市勝沼市にある三森商店というお店。
失礼ながら、かなりボロい…いや年季の入った外観ですが、このお店、地元の人たちにとっては業務用便利グッズの聖地だといいます。
では、お邪魔します。
ゴチャとした店内を進むと、いらっしゃたのが4代目の三森秀紀社長と奥さまの孝子さん。
こちらは何用の便利グッズのお店?
この地ならではの独特の商品。
便利グッズ
甲州市勝沼町といえば日本一のぶどうの産地。
近隣のぶどう農家さんにとって絶対に欠かせない便利グッズが三森商店にはたくさん置いてあるのです。
いくつか商品を見せてもらうと、なぜか持つところにメモリが付いているハサミに、まさに便利グッズぽいネーミングの「腕首楽ポン」って何?
何が便利なのかさっぱり分からないので実際に三森商店の便利グッズを使っているぶどう農家さんを訪ねました。
勝沼鈴木農園
勝沼鈴木農園の鈴木雄人さん。
二の腕と首に装着して使うグッズが「腕首楽ポン(3,980円)」。
手を上げていなければいけないけど、これが支えてくれて作業の時に楽なんです。
手を上げたまま長時間の作業を強いられるぶどう農家には欠かせないアイテムなのです。
後ろ側には1本足のイス、名付けて「楽テール(9,000円)」。
これで移動しても、いつまでもお尻の下についてくる。
さっきのハサミです。なんでメモリが付いているんですか?
先端をゼロとしてセンチが書いていますが、ブドウの長さを揃える。きれいな見栄えの良いぶどうになる!
ハサミ兼定規という便利グッズ「ぶどう鋏(950円)」にはもうひとつ秘密があって、先端が丸くなっています。
ぶどうを取るときに先が尖っていると隣の粒に穴をあけてしまう。それが腐れの元だったり玉割れで商品価値を落としてしまう。
まさにぶどう農家にはなくてはならない便利ハサミです。
そして奥さまの直子さんが付けているマスク。
日焼けが気になりますから、なるべく日に当たらないように帽子とマスクで紫外線をカットするっていう。
この「フェイスマスク(550円)」にもある工夫がしてあって、
口の部分が空いていて、話も聞き取りやすいですし、メガネをかけている方は目鏡が曇らなかったり、ちょっとしたことですけどスゴく便利です。
ここで突然ですが松岡さんに問題。凹みのあるホッチキスの凹みにはもちろん意味があります。どうやって使うのかお答えください?
種を取る!
正解はハウス用ホッチキス、網を針金ごしに止めることができます。これも三森商店の業務用便利グッズです。
さらには鷹や鳶の代わりにムク鳥などの鳥からぶどうを守ってくれる「カイト鷹(2,880円)」やオモチャの蛇「鳥獣よけヘビ(500円)」、普段はぶどうと一緒に吊るして置いています。
便利グッズが揃うヒミツ
なんでこんな小さな三森商店にいろんな便利グッズが揃っているのか?
メーカーに助けられる部分もあるし、農家に助けられる部分もある。仲介役みたいなものでしょうかね。
農家の要望を聞いて、三森商店が便利グッズを考案、いろんなメーカーに作ってもらうという仕組みです。
すごいのはここにしかない便利グッズのウワサを聞きつけて、
サボテンのぶどう鋏60丁と近正のぶどう鋏70丁ですか。
全国の農協や大規模農家から大口の注文が絶えないってこと。
農家の方たちが口伝えで皆さんに広めてくれている。
だから三森商店が一番大事にしているのが、
柔らかいですね。軽くてね。
お客様とのやりとりでどんな物を欲しがっているのかを日々探ること。
直接お店で声が聞けるから他にはない便利グッズが作れます。
いつまでも若々しくいられるようにピンクを!
ですよね!
店のつくりは創業してから100年以上そのままですが年間の売り上げは、ここだけの話、数億円っていうから、
三森商店は業務用便利グッズでがっちり!
恐れ入ります!
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