
2022年業界帰社に聞いた!儲かり新商品ニュース!
やって来たのは東京・中央区にある月間食品工場長。
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食品工場の危険な微生物予知トレーニングとは!?などあらゆる方面から「食品工場の今!」を伝える専門誌。
早速ですが、2022年の食品工場業界の儲かり新商品ニュース教えてください!
月間食品工場長 編集統括
木下猛統さん

撹拌機メーカーのカジワラ。
あるモノをバラッバラ、ツヤッツヤ、おいしく仕上げる機械ができました。
見て感動しました。食べてもっと感動しました。
月間食品工場長、木下編集統括が教える新商品ニュース!完成!ひっつきまくるアレをバラバラにしてくれる奇跡のマシン、誕生!
バラッバラのツヤッツヤって一体どんな食べ物を作るのか?
カラメルを1粒ずつまとわせるナッツマシン!
というわけで撹拌機メーカーのカジワラさんへ。実はこちらの会社、以前このがっちりマンデーであんこを焦がさず、小豆のツブも潰さずにあんこを練る最新マシンを作る会社として紹介させて頂いたことが。
その年商は65億円って撹拌機のメーカーとしては業界トップシェアのスゴい会社なんです。
そのカジワラが生み出したスゴい新商品とは?
カジハラ
梶原秀浩社長

こちらがその機械です。
カラメルコーティングマシン。
ナッツやポップコーンに1粒ずつカラメルをコーティングする機械。
番組スタッフ
おいくらですか?

カジハラ
梶原秀浩社長

1台1,100万円。
番組スタッフ
どれくらい売れてる?

カジハラ
梶原秀浩社長

約50台。
新しい分野の機械なのでこれからがっちり!
月間食品工場長、木下さんオススメの新商品は「カラメルコーティングマシンKRS+CG」。こちらはなんと1台1,100万円。
現在50台売れているということはこの機械だけで5億円以上の売上げってこれはスゴい!
社長曰く実はいまナッツ商品が大人気!なかでもハチミツやカラメルをコーティングしたナッツが海外発で売れてる!
だがこの商品、機械で作ろうとするとカラメルでナッツがひっついて大きな塊になっちゃうってことで手作業っていうのが普通だった。
そこでカジワラさん、絶対にナッツがひっつかないカラメルコーティングマシンを作ったんだとか。
番組スタッフ
一粒ずつキレイにできる?本当ですか?

カジハラ
梶原秀浩社長

本当です!
自信満々の梶原社長!早速、作ってもらいましょう!
ちなみに普通の機械で普通に混ぜたらナッツ同士はくっつくし、うまくコーティングできない。
でもカジワラが作った最新マシン、その実力がスゴかった!
カジワラの新商品、ナッツが絶対にひっつかないカラメルコーティングマシン。
それでは最新マシン!スタート!
まず釜の中のトロトロのカラメルにナッツを投入!
しかし、ナッツを入れてから10分、冷やしながら羽根の回転速度を上げていくと…
番組スタッフ

あぁ~バラバラになった。
たしかにナッツが一粒ずつバラバラになっている気が…
なんでこうなるのか?
ポイントは回っている羽根。
カジハラ
梶原秀浩社長

羽根が2本になりまして1つは反時計回り、1つは時計回り。
ほぐし効果をもたらす。
そう、羽根が1つだとナッツが同じ方向に押されるだけなのでナッツ同士がひっついたまま。そこであらゆるものを混ぜてきた羽根のプロ、カジワラさんは回転方向の違う2本の羽根をつけてみた!
すると内側の羽根にぶつかったナッツが逆方向に回っている羽根にぶつかって宙を舞う。だからバラバラになるってワケ!
もちろん出来上がったナッツは…
番組スタッフ

本当だ!バラバラ!
キレイだし均一。
このカラメルコーティングマシンにいち早く目をつけたのが神戸でナッツ商品を製造販売する有馬芳香堂。
この機械のおかげで開発できた「香ばし蜂蜜バターナッツ」は2020年の発売以来、累計2億円の大ヒット商品に!
有馬芳香堂 事業開発部
池山拓弥さん

開発段階では手作業。機械を導入することで商品化できました。
番組スタッフ
あの機械に出会わなければ?

有馬芳香堂 事業開発部
池山拓弥さん

生まれなかったと言っても過言ではないです。
このカラメルコーティングマシン、ナッツをたくさん食べる習慣があるドイツやフランスなどヨーロッパの企業からも問い合わせがどんどん来ているっていうから…
カジハラ
梶原秀浩社長

カジワラはカラメルコーティングマシンでがっちり!