止まらない物価高、国の守りはどうするのか、各党党首に直撃。
WBSは6月27日から各党党首に物価高や防衛費などの政策などを聞く参院選一問一答をお届けします。
初回となる今回は自民党の岸田総裁に海外に投資を呼びかけた「インベスト・イン・キシダ」の具体策を聞きました。
自民党の岸田総裁に問う!
参院選で訴えたいことは
自民党の岸田総裁。去年10月の就任以来、高い支持率を維持したまま参院選に入りました。
大江麻理子キャスター
今回の参院選で自民党として一番訴えたいことは?

自民党
岸田総裁

新型コロナ、ウクライナ、そして物価高騰。
次々と起こる歴史を画するような自体を的確に対応し、未来を開ける政党はどの政党なのかしっかり訴えていきたい。
物価高への対策は
選挙の争点の一つが物価高対策。
対応に追われる岸田政権は公示日の前日に対策本部を立ち上げました。
最新の世論調査ではおよそ7割の人が政府・与党の対応を評価しないとしています。
大江麻理子キャスター
世論調査の数字はどう受け止める?

自民党
岸田総裁

物価は高騰しているわけですから国民の皆さんにとって大きな影響が出ている。
このことはしっかり受け止めなければならない。
予備費5.5兆円の機動的な活用等をしっかり行って今後の変化にもしっかり対応していく。
こうした対策をしっかり進め、国民生活を守るために努力していきたい。
大江麻理子キャスター
消費税やガソリン税の減税については?

自民党
岸田総裁

消費税については社会保障の安定財源、触れることは考えていない。
物価高の要因の一つが24年ぶりの円安水準。日銀は金融緩和を維持する姿勢を示していて円安の流れは止まりません。
大江麻理子キャスター
日銀の金融政策はこのままで続ける?

自民党
岸田総裁

金融政策は中小企業の金利や住宅ローンの金利等、国民や中小・零細企業の負担にも影響をあたえる。
総合的に考えなければいけない。
的確な物価高騰抑制策を用意するのが現実的・効果的だと判断している。
「岸田に投資を」具体策は?
5月のイギリス。岸田総裁は投資家を前にこう訴えました。
自民党
岸田総裁

インベスト・イン・キシダ(岸田に投資を)。
大江麻理子キャスター
ロンドンで「インベスト・イン・キシダ」と仰っていたが具体的には?

自民党
岸田総裁

官民の投資を社会問題とされていた分野にしかり集中させて、社会課題の解決と成長の二兎を追う、こうした成長を考えていかなければならない。
人への投資、科学技術・イノベーションへの投資、スタートアップへの投資、グリーン・デジタル分野への投資、4つの分野への投資を中心に成長を考えていく。海外から資金を呼び込むことを考えるべき。
日本の安全保障戦略
自民党は公約で5年以内に防衛力の抜本的強化を掲げています。
大江麻理子キャスター
防衛に必要なこと?

自民党
岸田総裁

自民党内では弾薬をはじめとするさまざまな備えやミサイル防衛について十分な備えを考えていかなければならないなどさまざまな指摘がされている。
これらも参考にしながら年末に向けて議論を進めていきたい。
大江麻理子キャスター
防衛力については具体的だが少子化についてはふわっとしている?

自民党
岸田総裁

当初予算も子ども対策で5兆円、若者支援で6兆円、大きな予算が用意されている。
来年4月からこども家庭庁がスタートするので、少子化問題に大きな影響をもたらす子ども政策、しっかりと整理し充実していきたい。