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[ゆうがたサテライト] 最新!今度は郵便配達ロボ!押し寄せる「無人の波」!

2017年12月21日

ゆうがたサテライト

無人の自動運転車やセルフの無人レジ、恐竜ロボットがフロントで出迎える無人のホテルなど様々な場所で無人化の波が広がっています。

少子高齢化で慢性的な人手不足が続くなか、日本郵便が12月21日に新たな無人化サービスの実験を始めました。

私たちの郵便物も近い将来、こんな風に届くかもしれません。

日本郵便株式会社

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郵便局員が開けたのは赤いポストならぬ赤い無人配送ロボット

日本郵便は12月21日、ローソンとタッグを組み無人ロボットで配送する実験を始めました。

最高速度は人が歩く速さと同じ6キロ。カーブもスムーズに曲がります。

ロボットは遠隔で操作されています。

入れられる荷物は6つまで。最大100キロまで積み込めます。

受取方法


どのように郵便物を受け取るのでしょうか?

牛込政雄記者、

スマートフォンをかざすと荷物が受け取れます。

ロボットの無線機がスマホからの信号を読み取り指定の扉だけが開く仕組みです。

人手不足

配達業者の人手不足は年々深刻化し、ヤマトや佐川では2017年から宅配料金の値上げを実施しました。


その煽りを受けて日本郵便の配達量が急増し対応に苦慮しています。



日本郵便の郵便・物流事業企画部の小池信也部長は、

労働力不足、人口が減っていく中で全国でサービスしているが、その中でロボットの実用化で品質の高いサービスを提供する。

日本郵便と共同実験を行ったローソンも店舗から商品を運ぶ宅配サービスの無人化を念頭にしています。

人手不足解消の鍵となる無人化。

ドライバーのいないバスや店員のいないカフェ、セルフサービスのレジやフロントで恐竜ロボットが出迎えるホテルまで誕生し様々な場所で広がりを見せています。

北海道大学

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北海道札幌市、この北の地では日本の農業を救う世界最先端の無人技術の開発が進んでいます。

北海道大学大学院農学研究院の野口伸教授。

一体どんな無人化なのでしょうか?

このトラクターはすべて無人で作業する「ロボットトラクター」です。

野口教授が開発しているのは農作業に欠かせないトラクターの無人化

タブレット1つで自ら倉庫から出発して農場に行き、作業をし終わると元の場所に戻ってくるというものです。

スタートします。

スタートボタンを押すと動き出したトラクター。カーブでは道を外れないように自ら減速し方向を変えると再び速度を上げて直進。


さらに植田悠生記者が、

私が進路の前に入るとブザーを鳴らして緊急停車をします。


前方に取り付けられたレーザースキャナーで障害物を検知、異常を知らせます。

そして農場に到着するとすぐさま耕作を始めます。

このトラクターは日本版GPS衛星「みちびき」の電波を受信して畑の道を正確に進みます。

農作業が終わると自ら倉庫に戻ります。


一部始終をロボットが完結してくれることで農家の負担は激減するといいます。

「あした雨が降りそうだ」となると農家は夜を徹して作業するんです。これだとあした雨が降りそうだと、寝る前にボタンを押すとロボットトラクターは自分で畑まで行って、作業して終わったら帰ってくる。

野口教授はさらなる研究があるといいます。

フォーメーション

それぞれのトラクターが通信して、会話しながら相手の状態を理解しながら適切に作業する。

フォーメーションを組んで走行する3台のトラクター。もちろん全て無人。


トラクター同士が通信をして一体的な動きをするのです。

例えばUターンをする時は1台ずつ旋回し、その間、他の2台は停止。最後の1台が旋回するのを待ってから改めて体制を整えて作業を再開します。

小型トラクターを複数台協調させて使用することで効率が上がる上、日本の農場に合うといいます。

アメリカとかヨーロッパは規模が大きくて1つの畑がすごく大きくて大きい機械を導入する。日本の場合は比較的小さい畑が複数ある。そういうときに、こういう協調型の作業は非常に有効で「日本ならではの技術」だ。

また大きな機械を導入している海外では機械の重量で土が固く押し固められ作物の生育に悪影響が指摘されるケースもあり小型化に注目が集まっています。

こうした無人化の動きは農業の質を変えることにもつながるといいます。

トラクターを運転するということは多少しなくてよくなるが機械では大したことはできないから「何を作る」「どこに売る」「どう加工する」とかお金に直接関わることに時間がさけると。

無人化の波は現実社会に着々と押し寄せています。

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