株式会社ジャパネットたかた
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続いてやって来たのは東京・港区にあるジャパネットたかた。
おはようございます。
よろしくお願いします.
ジャパネットたかたの馬場雄二と申します。
お出迎え頂いたのはやけに滑舌の良い馬場雄二さん。
でも、ジャパネットさんといえば…
テレビショッピングのイメージが強いですが、実はテレビショッピング以外に声だけでがっちり儲かっているビジネスがあるらしい。
売り上げは？
数十億。
「声だけで数十億円ですか？」
声で数十億円です。
なんと声だけで年間売り上げは数十億円ってスゴい！
一体どんな声ビジネスなのか？
こちらがジャパネットの声ビジネスの拠点です。
オフィスの横に設置された小さな箱型のブース。
中には女性が入っていて、何かを喋っているようですが、一体何をしているんですか？
この中でラジオショッピングが行われています。
ジャパネットの声ビジネスはラジオで商品を販売するラジオショッピング。
基本的には各ラジオ局の番組中に5分程度のコーナーをもらってスタジオとつないでお届けするスタイル。
「ジャパネットってラジオもやってるんですか？」
ラジオやってるどころか、ジャパネットはラジオが始まりなんですよ。
そもそもジャパネットたかたは1990年に創業者の髙田明さんが長崎のラジオ番組で商品を売ったことが通信販売を始めたきっかけ。
そんなジャパネットたかたには会社の原点ともいえるラジオショッピングを大事に続けているんです。
もちろんラジオで売るためにはテレビとは違う声ならではの儲かり戦略が！
ラジオの場合にはどうしても実際の商品をお客様にお見せすることが出来ませんので、身近なものに例えて商品の大きさをご説明する。
例えばこちらはテレビショッピングでも販売しているタンスなどの湿気を取るために使う除湿剤。
確かに名前を聞いただけでは形や大きさがイメージしづらい商品ですが…
ラジオショッピングでは、
手のひらに乗るくらいのサイズでございまして、だいたいお手玉2個分くらい。
見た目がカイロとかだしパックみたい、中に綿が入っているような。
除湿剤をお客様のイメージしやすいカイロやだしパックに例えて説明！
ほかにも52型のテレビは新聞紙を縦に3枚並べたサイズですよ！と紹介したり、1.4kgの掃除機はリンゴ3個分の重さです、キティちゃんと一緒ですね、などなど。
テレビとラジオの大きな違いはその呼びかける相手。
生放送ご覧のお客様に1商品目は暑さ対策の商品いきます。
テレビショッピングはカメラ目線で見ているお客様に語りかけるように話しかけるのが鉄則なのですが…
ラジオショッピングでは、
石橋さん、田口さん！いきますよ～泡で洗うシャワーヘッドのご紹介です～
番組のパーソナリティー、石橋さん、田口さんに呼びかける。実はこれもラジオならではの販売戦略。
リスナーさんはパーソナリティーが大好きで聴いてる。
パーソナリティーが商品を認めたということはリスナーも「だったら良いんじゃないか」と思って頂ける。
ラジオのリスナーさんは番組のパーソナリティーのファンって方が結構多い。
そこでジャパネットはまずはパーソナリティーに商品をほしいと思ってもらうべく全力投球。するとそのファンのリスナーさんも買いたくなるというファン心理を狙っている。
このパーソナリティーとの掛け合いが重要なため、事前に収録することが多いテレビショッピングと違い、ラジオショッピングはほぼ生放送。
そして生放送のライブ感もラジオショッピングではとっても大事。
なので、
ラジオショッピングでご紹介する商品はMCが直接決めています。
テレビショッピングでは専門の担当者が事前におよそ700種類のリストから商品を選ぶのですが、ラジオではMCが直前に自分がチョイスするのがルール。
例えばMCの林さんが先ほど紹介した除湿剤はもともとスマホを売る予定でしたが、当日の朝に急遽変更。
一体なぜなのか？
今日の朝、天気予報を見た時に全国的に雨が降っていて7割8割、湿度が高い所が多かったので除湿剤に変えました。
果たして林さんが選んだ除湿剤は売れるのか？
デリハラで今から受付スタートでございます！
僕は即買いでしたね。
パーソナリティーは以前の放送で即買いしたと言った辺りから注文数が一気に急増！
それを見た馬場さんが放送中の林さんに合図！
すると！
これいいと思いませんか、というところで今お電話がスゴいことになってます！
すかさず注文が殺到しているよとアピール！
実はこれも大事な販売戦略。「今売れています」と言うことでお客さんがついつい買いたくなって、さらに売れるというテクニックなんです。
わずか5分の放送で全国から注文が殺到。林さんの作戦は見事に的中。
ラジオならではの臨場感満載の販売戦略が売上げ数十億円のヒミツだったのです。
ジャパネットたかたはラジオショッピングでがっちり！
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