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[WBS]物価高のいまナゼ!?市場最安「ルンバ」を発売[アイロボットジャパン合同会社]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

7月7日、アイロボットジャパンは市場最安と謳った最新のロボット掃除機「ルンバ」を発表しました。物価が高騰するいま最安値の商品を投入するのは一体なぜなのでしょうか。

3万円台のルンバが登場!市場最安値に踏み切った理由は?

アイロボットジャパン
挽野元社長

最強コストパフォーマンス「ルンバi2」。
税込み3万9,800円で本日より発売。

ロボット掃除機「ルンバ」が生まれて今年で20年。市場最安値のルンバが発表されました。これまでi3やG3、S9など数々のルンバが発売されてきました。

アイロボットジャパン
挽野元社長

数字が大きい方が機能がたくさんついて上位機種。
「i2」は使ったことのない人でも使いやすいのが特徴。

現在、日本で一番売れているのは2018年に登場した「ルンバ e5」。発売当初の価格はおよそ5万4,000円でした。今回のi2はそのe5よりもセンサーの性能が良く、吸引力が2倍になるにも関わらず3万円台という最安値。

あらゆる物の価格が上がるいまなぜ最も安い値段での発売に踏み切ったのでしょうか。

アイロボットジャパン
挽野元社長

こういう時だからこそアイロボットとして先行投資をしてより多くのお客様に使ってもらいたい。

ロボット掃除機の普及率を引き上げる狙いに加え、もう一つ背景にあるのは中国メーカーの台頭です。

東京・新宿の家電量販店「ビックカメラ新宿西口店」。

ロボット掃除機のコーナーを訪ねると最も目立つ場所に展開されていたのはルンバでしたが、そのルンバと程同じスペースで存在感を示すのがエコバックス。中国メーカーです。ルンバにはない床拭き機能のほかモップの自動乾燥機能まで付いた最上位モデル「ディーボット エックスワン オムニ」は19万8,000円。

しかし、最安値の商品はおよそ3万6,000円です。

また、こちらの中国メーカーのアンカー、最安値は3万3,000円台。

50代のお客さん

3万円台だったら「即買い」ではないか。

ビックカメラ新宿西口店
堀川由美子さん

買うのが初めてだと3万円台は手が出しやすいと思う。

機能に加え、価格でも競争が激しくなるロボット掃除機。今後の目標について挽野社長は…

アイロボットジャパン
挽野元社長

まずは世帯普及率10%を2023年に達成したい。
掃除機の中でロボットが主で他が次にくる世界になったらいい。

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