2月2日、アイリスオーヤマとソフトバンクの関連会社が人手不足を解決するための新たなロボットを発表しました。一体どんなものなのでしょうか。
アイリスオーヤマが発表!人手不足解消ロボット
Keenbot(キーンボット)アイリスエディション。
生活用品大手のアイリスオーヤマとソフトバンクロボティクスグループが2月2日に発表したのは新しい配膳ロボットです。
こちらは従来の配膳ロボットですが3段構造になっていて30キロまで荷物を乗せることができます。
一方、こちらが今日発売された新しい配膳ロボット。4段に弾が増え、さらに大きなものも乗るようになりました。40キロまで荷物を乗せることができるそうです。
この配膳ロボットを試験的に導入しているお店「シンガポール シーフード リパブリック東京」があります。
出来上がった料理を配膳ロボットに乗せてテーブル番号のボタンを押すと天井のマーカーやセンサーが情報を読み取り、自動的にテーブルまで運びます。
まったくスープもこぼれていないし、きれいな状態で運んできてくれました。
従来の配膳ロボットよりトレーが大きくなり、運べる量も増えたのでたくさんの食器を一度に下げることができます。
導入には初期費用およそ40万円と毎月8万円以上のレンタル料などが掛かりますが…
レストランを運営するm・r・sの田中潤一さん。
飲食業界は募集してもなかなか人が集まらない。
実際、入れてみるとロボットがなくてはならない状況。
人件費に換算すると月に12万円近いコスト削減ができている。
このロボットを手掛けたアイリスオーヤマは2月2日にソフトバンクロボティクスグループに100億円を出資し、資本業務提携を結んだと発表。
得意とするセンサーなどの技術とソフトバンクロボティクスのロボット技術を合わせて新たなロボットの開発を加速する狙いです。
アイリスオーヤマの大山晃弘社長。
人手不足という社会課題が顕在化。それに対応するのが企業の使命。
日本で成功し、今後海外でも展開したい。