写真や動画の投稿アプリ「Instagram(インスタグラム)」ですが、有名人やフォロワー数の数が多いインフルエンサーなどのインスタ映えする投稿を見て店を選んだり、買い物をしたりという方も多いのではないでしょうか?
こうしたインスタグラムを利用した「インスタ買い」を促す新たなサービスが急速に広がっています。
Facebook Japan株式会社
[blogcard url="https://www.instagram.com/?hl=ja"]
フェイスブック日本法人の長谷川晋代表、
利用者やビジネスの皆さまにショッピング機能を活用してもらって非常に手応えを感じている。
フェイスブック傘下の画像投稿サイト「インスタグラム」は6月7日、ショッピング機能の日本上陸1周年を記念し、PRイベントを開始しました。
インスタのショッピング機能は投稿写真に商品名や価格のタグを付けることができ、それをタップすると商品を販売するブランドのオンラインショップに飛ぶことができるというもの。
インスタの利用者は投稿された画像を何気なく見て、衝動買するケースが多いといいます。
こうした衝動買いのお客様を囲い込む機能として日本では去年6月に導入されました。
今回はインスタのショッピング機能を活用している企業のうち8つが期間限定でリアル店舗を出展。
アパレルや化粧品ブランドばかり…と思いきや。
和気文具の岸井祥司社長、
大阪でやっている文房具店です。
有限会社ワキ
[blogcard url="https://www.wakibungu.com/"]
大阪市にある和気文具。
1926年に紙問屋として創業したこの店は、2015年からインスタに投稿してファンを増やしてきました。
さらに1年前から始まったショッピング機能が大きな転機なったといいます。
ショッピング機能ができたことで直接自社サイトで購入してもらえるようになった。
文房具を使用しているイメージや使ってみたくなるシーンを数多くアップ。
それを見た多くの人が和気文具のサイトにアクセスするようになり、1年前に比べて売り上げはおよそ2倍に増えたといいます。
インスタは25歳から35歳の女性が95%利用しているということで、自分たちの力だけではリーチできなかったお客様にリーチできるということで役立っている。
和気文具のインスタ担当者を訪ねました。和気文具の社員、今田里見さん。現在は子育て中のため在宅勤務をしています。
自宅の一室から週2回のペースで投稿しています。
この日の投稿はボールペンと手帳の紹介です。
手帳に斜めに色を塗った後、ペンの色を変え色が交互になるように塗っていきます。
完成したのはいろんな色のパターンの斜めのモチーフ。
フォロワーは若い子が多いので若い子が好きそうな色を選ぶ。
「ゴールドと緑の組み合わせはきれい」とか。
やはりインスタだからこそ映えることを意識しているといいます。
商品や使用シーンを提案した写真や動画を撮影し、最後にショッピング機能のタグを付け投稿します。
投稿までにだいたい3時間。長くて6時間ぐらいかけるといいます。
売れるインスタのコツを聞くと、
「これなら私でも書けそう」と難しくなく書けるように意識している。
和気文具のインスタのフォロワーは現在11万人。何気なく見るインスタの利用者が思わず買いたくなるような動画や写真をアップします。
このような投稿でたくさん売れたのが作図用のプラスチックの板。
メーカーが困るくらい売れた。
インスタを運営するフェイスブックはインスタ買いを利用する企業が今後更に増えると期待しています。
ウインドーショッピングのように発見する、知る、買うまでをインスタで皆さんに楽しんでほしい。