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[WBS]9月7日から水際対策緩和!"円安"で外国人客戻るか

ワールドビジネスサテライト(WBS)

海外から日本に入国するときの陰性証明が9月7日から条件付きで免除されるなど新型コロナの水際対策が緩和されました。急激な円安が進む中、日本人はなかなか海外旅行にも行きづらい状況ですが、逆に円安が追い風になる外国人観光客、日本に戻ってくるのでしょうか。

新型コロナ水際対策が緩和!円安でチャンス"日本開放を"

9月7日午前10時ごろの羽田空港。

ドイツから帰国

入国はめっちゃ簡単だった。多分10分ぐらい。
3回目のワクチンを打っていてスムーズだった。

これまで日本に入国する際には渡航先を出発する前の72時間以内にPCR検査を受け、陰性を証明する必要がありました。

それが3回目のワクチン接種証明があれば不要となったのです。

これにいち早く反応したのが観光客ではなくビジネスマン。日本航空によると政府が水際対策の緩和を発表した8月下旬以降、ビジネス利用客を中心に国際線の予約件数が急増。10月の国際線の週間予約件数は8月中旬の6.6倍となっています。

動き始めた水際対策の緩和。さらに政府が狙うのは…

松野官房長官

世界各国で活発化している国際的な交流にわが国も参加するとともに円安のメリットを生かすこともできると想定している。

円安の恩恵のひとつである外国人観光客の増加です。入国者の上限を1日あたり5万人に引き上げ、添乗員を伴わないパッケージツアーの受け入れも開始。日本に訪れる機運を上げたい考えです。

イタリア人観光客

前より良くなった。
制限なしでここに来られてとてもうれしい。

オーストラリア人留学生

検査を受けるのは簡単だがみんな少し怖がっていると思う。
日本に本当に行けるかどうか心配だから。

しかし、個人旅行は解禁せず、ビザ取得の義務付けも継続されます。

イギリスに拠点があり、訪日旅行を手がけている旅行代理店「インサイドジャパン・ツアーズ」はそれでも日本への旅行は人気で、先月の予約が2020年1月の予約を上回ったといいます。

インサイドジャパン・ツアーズ
ジェームズ・ムンディーさん

円安だから外国人にとって日本を訪れ金を使う絶好のチャンス。
政府がこれを把握して国と経済を観光に開放する機会があると思う。
それは観光客にとっても日本と地域経済にとっても良いこと。

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