株式会社イケダパン
[blogcard url="http://www.ikedapan.co.jp/"]
九州・鹿児島県。
こちらで地元民が全国区だと信じて疑わないパン屋さんとは?
「全国チェーンのパン屋さんといえばどこですか?」
ヤマザキパン、イケダパン。
フジパンかイケダパン。
皆さんの口から有名メーカーに紛れてイケダパンというお名前が。
鹿児島市内のスーパー、サンキュー新栄店のパン売り場に行って確認します。
イケダパン発見!
海でも川でもなくイケダパンのオンパレードです。
株式会社イケダパンの秘密
県内では大手を抑えトップシェアの32%ってことで鹿児島県姶良市にある株式会社イケダパンの本社へ。
重富工場の横山二郎工場長に人気の秘密を聞きました。
甘いからじゃないですかね。
甘いってどういうこと?
業務部の有元楼係長は
食パンも味がついているので甘い方がかなり人気がある。
食パンも甘いんですか?
練乳を入れたものであったり。
練乳入食パンを試食します。
「ちょっと甘いですね。食パンなのに。」
何も塗らないで、それだけで十分。
本当だ、味ついている。
おやつにもなります。
大の甘党だった西郷隆盛を筆頭に鹿児島県民には甘いもの好きがとっても多い。
甘いサツマイモが名産だし、名物のさつま揚げにも県内には砂糖が練り込まれています。
お醤油のキッコーマン食品株式会社も鹿児島では薄口、濃口と一緒に甘口醤油を販売しているほどです。
そんな甘党の県民性に合わせて甘いパンをどんどん作っているのが鹿児島生まれの株式会社イケダパンです。
キングチョコ
鹿児島県民が誰でも知っている甘いヒット商品。
鹿児島県民のみなさまに「イケダパンでパンといえば」と聞くと
有名なのはキングチョコ。
キングチョコ、みんなよく食べる。
鹿児島県民がこよなく愛するキングチョコとは?
業務部の植木那菜さん、
こちらの商品になります。
袋の中にはチョコがたっぷり塗られたパンが入っていました。
さらに、これでもかっとチョコクリームをサンド。
これは甘そうです。
その作り方は、パンにチョコクリームをたっぷり挟んだらチョコレートの滝を浴びまくるというダイナミックな甘甘ぶり。
甘いにも程がありそうですが、
めちゃくちゃ甘いですね。
ところが鹿児島在住の矢野カメラマンは
全然甘くない。
甘党なんですか?
甘党です。ようかん1本食えます。
このキングチョコこそ株式会社イケダパンを鹿児島イチの大パンメーカーに押し上げた大立者。
株式会社イケダパンの創業は1948年。
ずっとヒット商品のない地味なパンメーカーでした。
ところが1980年のある日、工場で働くパートさんがチョコクリームをサンドしたパンに遊び心で溶けたチョコレートを付けて食べたところ、
おっおいしい~。
これが社内で広まり、すぐに商品化。
甘いもの好きの鹿児島県民がなだれを打って飛びついたワケです。
いまや1日5,000個も売れる株式会社イケダパンいちの稼ぎ頭に。
甘いパン
そして株式会社イケダパンは甘い物路線のパンを次々に開発。
例えば、食パンをなぜか甘いスポンジケーキで包んだ「スナックブレッド(127円)」、白粒あんのアンパンを羊羹で薄くコーティングしたウサギもびっくりの「ラビットパン」、さらに砂糖をまぶしたシュガーラスクを日本で初めて大量生産したのも株式会社イケダパンでした。
甘いパンの戦略で鹿児島県民にとってなくてはならない存在となった株式会社イケダパン。
毎年8月にはイケダパン夏祭りを開催。
年間売上はなんと約203億円。
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