見てください、このダイヤモンド。

輝きが本当にキラキラとして美しいです。
実はこちら、以前WBSでもお伝えした合成ダイヤモンドです。
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人工的に作られたこの合成ダイヤを巡る動きは加速する見通しで、今年は日本の合成ダイヤ元年ともいわれています。
その可能性を取材してきました。

国際宝飾展
[blogcard url="https://www.ijt.jp/ja-jp.html"]
東京ビッグサイトに到着した8台の大型バス。

降りてきたのは中国やインドなどからやって来た数百人の外国人。

実は彼らは宝飾品を扱うバイヤー。

その目的は1月23日に開幕した日本最大のジュエリーの展示会「国際宝飾展」です。


世界中から3万人のバイヤーが訪れ、130億円もの商談が成立するといいます。

中国のバイヤーは、
もう、この展示会に来るのは7回目。

ダイヤモンド、宝石、真珠、見るべきものがたくさんある。

アメリカのバイヤーは、
ダイヤモンドの買い付けに来た。

日本なら大きな仕入れ先がいくつもある。十分な量を調達できるのは魅力。

展示会には1,100社が出展。
貴重なジュエリーがいくつも販売しています。
こちらは希少なピンク色の天然ダイヤモンド。

その価格はおよそ2億2,000万円。

ほかにも…
エメラルド、大きいですね。

こちらは68カラットの天然エメラルドを使ったネックレス。

東京貴宝の日笠祐二取締役、
小売りの状態で5億円。

わがまま言っていいですか?付けてみることできますか?

相内キャスター、欲望を抑えきれませんでした。

さらにこの指輪は1億5,000万円。

5億円のネックレスと1億5,000万円の指輪で私いま、6億5,000万円を身に着けています。

「国産」登場で市場は!?合成ダイヤモンドの可能性!
ピュアダイヤモンド株式会社
[blogcard url="https://www.purediamondjapan.com/"]
様々な宝飾品がある中でいま注目なのがこちらで販売しているダイヤモンドなんです。

ピュアダイヤモンドの伊藤拓也専務、
こちらは合成ダイヤモンド。

1カラットのダイヤモンド。
右側が天然、左側が合成です。

目を凝らしてみる相内キャスターですが、
全く見分けが付きません。

科学的・物質的にも同じなので、ルーペや顕微鏡で見ても判別するのは不可能。

気になるお値段は…
天然だと店頭価格で350万~400万円。合成だと120万円くらい。

天然の3分の1から半分の値段の合成ダイヤモンド。

さらにブルーやオレンジなどさまざまな色があるのも特徴です。


合成ダイヤモンドはアメリカから広まりました。

地中深くから掘り起こされる天然と比べ、環境に優しいという理由でハリウッドスターなどが愛用したことから火が付いたのです。

それが日本に輸入されていましたが、いよいよ日本で作る業者も登場。

今年は合成ダイヤモンド元年と呼ばれているのです。

ピュアダイヤモンドラボの安部秀之代表取締役、
下と上から圧力と温度をかける。

地中深くのコアの状態に近い環境になる。

そこにダイヤモンドの元となるタネと触媒を入れて、高温・高圧がかかってダイヤモンドができる。

高さおよそ4メートル、重さ50トンの鋼鉄で合成ダイヤモンドを作ります。

自分たちの手で作れば国内消費はもとより輸出産業になる。

そのためにどうやって見分けるのか。

ガードル刻印、鑑定書にひもづく番号で「生まれた日」が分かる。

トレーサビリティー(流通追跡)をする。

年内には国産合成ダイヤモンドが市場に出回る予定だといいます。
アルファーミラージュ株式会社
[blogcard url="http://www.alfamirage.com/"]
一方、天然か合成か見分けが付かない点にもビジネスチャンスが…

安いものはおよそ8万円、高いものはおよそ80万円の判定器。


販売は共に好調だといいます。
80万円のものはイスラエル製。
天然のダイヤを判定器に掛けると青く光り、合成のダイヤは赤く表示されます。


「今後さまざまな合成ダイヤが出てくるが対応可能?」

アルファーミラージュの近藤貞憲社長は、
判別できないのが新しい合成ダイヤの中に1種類あるとうわさがある。

いたちごっこになる。

測定も進化させていかなければいけない業界になってきた。
