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[WBS] 1時間に300ミリの豪雨を再現!水害に強い住宅、その価格は?

2019年10月3日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

今年8月、九州を襲った大雨。

最近、日本列島各地で台風や豪雨による被害が拡大していますが、特に暮らしに大きく影響するのが住宅への浸水です。

対策が求められる中、10月2日に水害を軽減する住宅が披露されました。私たちの住まいを大雨から守るポイントはどこにあるのでしょうか?

株式会社一条工務店

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茨城県つくば市にある巨大な施設。

そこで再現されたのが1時間あたり300ミリメートルのゲリラ豪雨です。

災害を研究する国立研究所で10月2日に公開されたのは大手住宅メーカーが開発した水害に強い家の実証実験です。

豪雨が降り始めておよそ30分。

画面左側の一般的な住宅と右側の水害対策がなされた住宅を比べてみると…

一般的な住宅は浸水に家具がグチャグチャに。

一方、対策が施された住宅は浸水していません。

浸水を防ぐ仕組みがこちら。

松山拓生記者、

こちら床下に設置された排水管。生活排水は抜けますが逆流してきた水は弁があるため侵入することができません。

排水管の真ん中に付けたれた弁が逆流する水を防ぎ、浸水から守ります。

また床下にある基礎部分の換気口には水に浮く特殊な弁を設置。

その実力を見てみると…

一般的な住宅には雨水が一気に流れ込んできます。

しかし、対策された住宅は流れ込んだ水により弁が浮き出口をブロック。床下浸水を防ぎます。

さらに窓枠には自動車にも使う気密性の高いパッキンを使うことで浸水を防ぎます。

一条工務店の岩田直樹社長、

命が守られたとしても家が住める状態でなければ経済的、精神的負担が生じることになる。

これらは来年の春に商品化される予定ですが、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?

一条工務店の萩原浩開発責任者、

「つけても良い、将来安心だから」と思えるのは100万円以下だと思う。

50万円前後ぐらいが理想。

現在は新築物件のみを対象としていますが、今後は既存の家をリフォームする形で導入できるかどうか検討を進めるということです。

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