お馴染みにカレーハウスCoCo壱番屋についてのニュースです。
ココイチは日本以外に12の国と地域に進出していますが、先日悲願ともいえる国への進出を発表しました。

それがカレー発祥の地インドです。ココイチのカレーはインドで通用するのか独自に検証しました。

株式会社壱番屋
[blogcard url="https://www.ichibanya.co.jp/"]
豚の旨味を凝縮させたカレーを熱々のトンカツとともに頂くのがココイチのおすすめ。

ココイチは1978年の創業以来、国内外におよそ1,450店舗まで拡大。

実は店舗数世界一のカレーチェーンとしてギネス記録を持っているのです。

そのココイチが来年、満を持してカレー発祥の地、インドに進出すると発表しました。

インド人に日本のカレーは受け入れられるのでしょうか。
インド人が多く暮らす東京・江戸川区で聞いてみると…

「ココイチを食べたことは?」
ない。

日本の料理は時々ラーメンやすしは食べる。

ココイチのカレーは食べない。

意外にも知名度は低く、食べたことがない人ばかり。
松山拓生記者、
実際にインドの方にココイチのカレーを食べてもらおうと思います。

マジックマサラ
訪れたのは本場のインドカレーを出す店「マジックマサラ」。

おいしい。

フレーバーはインドのカレーと同じ。

売れると思う。

さらに店長は、
お客様でも普通の辛さやら辛口を食べる人がいる。

だいたいのお客様は普通の辛さを食べる。子どもは甘口を食べる。

インドでもココイチのカレーは大丈夫!

日本のカレーは受け入れられると太鼓判。
また、受け入れられる要因は他にもあると店長が持ってきたのは…

インドの米と日本の米は似ていて現地でも日本の米を使うことも多いと話します。
しかし、
ココイチのカレーには牛肉のエキスが入っている。あと豚肉も入っている。

インド人はベジタリアンが多い。菜食主義の人たちが食べられない。

インドでは人口の9割以上がヒンドゥー教徒やイスラム教徒。宗教上の理由で牛や豚を食べられない人が多くいるのです。

では、どのようにしてココイチのカレーをインドで食べてもらうのか。
商品開発室
訪ねたのは愛知県の商品開発室。


そこには見た目は同じ2つのカレーがありました。

壱番屋の広報、山田和さん、
日本用は豚肉を使用したポークカレー。

インド用には豚肉が入っていないカレーを用意する予定。

ココイチが開発した動物性の食材を一切使っていないというカレーソース。

すでにインドネシアなどイスラム教徒が多い国で提供しています。
実際に食べてみると…
宮下祐佳里記者、
ほとんど変わらない。

海外用は少しマイルドになっている。

肉を使っていないためコクは落ちますが調味料の配合を変えることで日本の味に近づけたといいます。

インドで提供するカレーはこのソースをベースにします。
具体的なメニューは決まっていませんが、辛さや量、トッピングを選べるスタイルは変えないといいます。

インド進出
ココイチにとって悲願ともいえるインド進出。
元々インドで誕生したカレー。18世紀、インドがイギリスの植民地だった時代イギリスに渡ります。

そこでソースにとろみを付けるなど独自の進化を遂げた後、日本に伝わりました。

ココイチは去年、イギリスにも進出。日本のカレーのルーツを遡っているのです。

カレーとして里帰りするようなこと。

カレー発祥の国に恩返ししたい。

人口13億人のカレー大国インドは巨大な市場でもあります。
勝算はあるのでしょうか。
インドに於いても日本のカレーは受け入れられると考えている。

「分析したのか?」
データをとっていないけれど肌感覚。

最後にどうしても気になったこと…
「ナンはメニューに入れる?」
メニューについては現在検討中。

あるかないかで言ったらあると思う。
