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[WBS][NEXT STAGE コロナとの戦い]ワクチン運ぶ「アイスバッテリー」![アイ・ティ・イー株式会社]

2021年1月21日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

さいたま市

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新型コロナの収束に向けて期待がかかるのがワクチン。

政府は1月20日、アメリカのファイザー社から年内におよそ7,200万人分の供給を受けると発表しました。

接種を実際に実施する地方自治体では…

廣海舞記者、

さいたま市の保健所の一室で動き出したのはワクチン対策室です。中に入ると職員の方が接種会場の調整などにあたっています。

新型コロナウイルスワクチン対策室です。

さいたま市保健所の西田道弘所長、

急いでやるのは場所と人の確保。焦っている。

さらに課題となるのは冷蔵設備です。

いつフリーザー(冷凍庫)が何個来て、その間ドライアイスが何個来るか。

具体化されていないのが課題。

新型コロナのワクチンは厳しい温度管理が求められます。

配送や保管には多くの保冷設備が必要となるのですが、国が用意するのは人口およそ2万人に1台分。それ以外は自治体が調達する必要があるのです。

アイ・ティ・イー株式会社

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冷蔵での保管に対応するため企業も動き出しています。

元IT技術者でインド出身のパンカジ・ガルグさん。

新型コロナワクチンを配送する保冷システムを開発しました。

アイスバッテリーです。

「中身は何か?」

企業秘密。

一度冷凍庫などで冷やせば数日間温度が持続するというこの保冷剤。これを使えばマイナス20度プラスマイナス5度を保たなければならないモデルナ製ワクチンに対応できるといいます。

この保冷剤、実は猛暑対策としてトレンドたまごでも紹介していた技術です。

先日、この製品の最終試験を実施しました。

まずはマイナス25度近くまで冷やしたアイスバッテリーを冷凍庫から取り出し、保冷ボックスに入れます。

これを35度に保たれた部屋に運び、マイナス20度プラスマイナス5度が2日間保てるか検証します。

そして48時間度。

アイ・ティー・イーの商品ソリューション部、高野智彦さん、

マイナス24度前後をずっと48時間推移している。

この他、1時間ごとに8回開け閉めした実験でも温度を保つことが確認できたといいます。

コロナワクチンのためにわれわれの技術が使われたら人生幸い。

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