ビジネス関連 ワールドビジネスサテライト

[WBS]ウクライナ侵攻 8月24日で半年!ウクライナ支える日本企業の思い[株式会社アイスリーデザイン]

2022年8月23日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

先行きが見通せないウクライナ情勢ですが、番組では半年間、ウクライナ人を日本から支え続けたある企業の思いを取材しました。

侵攻から8月24日で半年!日本企業が現地雇用で支援

東京・渋谷にあるIT企業「アイスリーデザイン」。5月からここで働いているのがウクライナ人のコンスタンティン・チウィーコフさんです。侵攻が激しさを増す3月、日本人の妻、いづみさんとウクライナ第2の都市、ハルキウから逃れてきました。

コンスタンティン・チウィーコフさん

とてもいい経験ができている。
安全で安定感がある職場です。

ウクライナではホームページの制作会社を経営していたチウィーコフさん。いまはそのスキルを活かし、システム開発などを行っています。

いま任されている業務があります。それは…

コンスタンティン・チウィーコフさん

そちらの天気はどうですか?

シニャーク・ドミトリーさん

晴れています。

新たに採用したウクライナ人スタッフのサポート業務です。

もともとIT人材が豊富だったウクライナに目をつけ、ハルキウに開発拠点を置いていたこちらの企業。侵攻後もネット環境さえあればどこでも働けるIT企業の強みを生かし、15人ほどいる現地スタッフはそれぞれリモートで業務を行ってきました。

アイスリーデザイン
芝陽一郎社長

中国やベトナム、イントを含め各拠点があるが、それと比較してウクライナはスキルが高い。何より真面目。

芝さんは今回、ウクライナの求人サイトでエンジニアを募集。50人以上の応募があり、4人をこの3ヵ月で採用しました。そのうちの一人がドミトリーさんです。

シニャーク・ドミトリーさん

軍事侵攻が始まった直後、これから何をしよう、どこへ行こうという不安があったが2ヵ月経過して、この企業で働いて非常に安定していると感じる。

アイスリーデザイン
芝陽一郎社長

戦争の長期化がいわれていてIT人材が仕事を失っているのは事実。
雇用をある程度作ることでウクライナ復興に少しでも貢献できれば。

先が見通せないウクライナ情勢。チウィーコフさんにとってどういう半年間だったのでしょうか。

コンスタンティン・チウィーコフさん

長引いていることはとても悪い。現地の親戚と毎日連絡を取り合って命があるかどうか確認する。
一日も早い終結をのぞんでいる。

-ビジネス関連, ワールドビジネスサテライト
-,