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[WBS]アーバンスポーツに注目!日本最多 金メダル27個[株式会社H.L.N.A]

2021年8月9日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

日本の金メダルラッシュとなった東京オリンピックが8月8日に閉幕しました。

特にスケートボードなどアーバンスポーツと呼ばれる新たに採用された競技で若い世代の選手が大活躍し注目されました。

そして閉会式で流れた次回のパリオリンピックを紹介する映像でも自転車の競技「BMX」の選手がパリの街を走ったり、パリで新たに採用されるブレイクダンスなどが紹介されたりしました。

世界的にアーバンスポーツへの関心が高まっています。今後の市場の拡大を見据え動き始めたさまざまな企業を取材しました。

株式会社 H.L.N.A

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8月8日、熱戦に幕を下ろした東京オリンピック。日本勢は過去最多の27個の金メダルを獲得。アメリカ中国に続く3番目となりました。

そして今回、注目を集めたのがスポーツクライミングやサーフィンなどの新競技。

特に有明アーバンスポーツパークで開かれたスケートボードでは13歳の西矢椛選手など金メダル3つを含む5つのメダルを獲得。日本の新たなお家芸となる期待も高まっています。

若い選手が躍動したスケートボードには企業も熱い視線を送ります。

田中瞳キャスター。

都内にあるスケードパーク「RAIZIN SKY GARDEN by H.L.N.A」にやって来ました。オリンピックの影響でかなり人が増えたということですが子どもの姿が目立ちます。

オリンピックで日本勢が活躍した先月下旬以降、会員数が急速に増え、これまでの2倍に。

毎日開催しているスクールの予約は今月末までほぼ埋まっているといいます。

「オリンピックは観戦した?」

うん。

「スケードボードはどうだったか?」

楽しかった。

五輪を見てあんなふうにうまくやりたい。たくさん練習したいと思った。

「憧れの選手は?」

堀米悠斗選手。

今後は週1回か週2回で連れてきたいと思っている。

来場者が増えていることからスケードボード場を増やすことも検討しています。

H.L.N.Aの小林龍平さん。

3年後のパリ五輪も堀込選手や西矢選手は年齢的に参加できる。

かなり認知されていくスポーツになる。

このスケードボード場、エナジードリンク「RAIZIN」を手掛ける大正製薬がネーミングライツを取得し、運営を支援しています。

金メダルを獲得した堀米悠斗選手や四十住さくら選手のスポンサーの数は実に10社以上。スポンサー企業が期待するのはトップ選手が持つ若者への発信力です。

例えば堀米選手のインスタグラム。自らの滑りや普段の様子などが投稿されていてフォロワー数はおよそ138万人に上ります。

SNSなどを出掛けるミクシィも堀米選手の活躍に期待する企業です。

ミクシィは2018年、オンラインゲームなどを展開する自社ブランド「XFRAG」の所属選手として堀米選手と契約。

ほかにも新種目「スポーツクライミング」で銀メダルを取った野中生萌選手とも契約。

これまで日本のSNSの草分けとなったミクシィやスマートフォンゲーム「モンスターストライク」の大ヒットで成長してきたミクシィですが次の成長の柱として力を入れているのがスポーツ事業です。

ミクシィの木村弘毅社長。

スポーツほどみんなで一緒に見たり、元気になるコンテンツはない。

新たなコミュニケーションの場としてスポーツというのは非常に魅力的。

現在、国内のプロバスケットチームの運営や競輪でスポーツとネットを融合したサービスなどを提供していますが、今後は堀米選手の発信力なども利用しながら若い人へこうした新たなサービスを広げていきたい考えです。

所属選手にはミクシィというブランドを大きく引き上げていってほしい。

採用市場でスポーツに力を入れる企業だと認識してもらい、新しい仲間を増やしたい。

同じく新競技の選手に注目しているのがカシオです。

衝撃に強く、壊れないことを売りにしている腕時計「G-SHOCK」のブランドで選手を支援しています。

サーフィンで銀メダルを獲得した五十嵐カノア選手を10年近くサポート。

カシオ計算機の時計マーケティング部、上間卓部長。

五十嵐カノア選手とのコラボモデル。

2019年にはコラボモデルを販売。防水機能に加え、波の高さを予測するための潮の満ち引きが分かる機能を搭載しています。

サーフィンは激しい、水面に落ちたときにものすごい衝撃だが耐えられる。

「競技中もしているのか?」

競技中もしている。

10分間という制限時間内でよい波を捉える必要があるためサーフィンでは高機能の時計が重要となります。

オリンピックの試合中も五十嵐選手の腕にはコラボモデルの時計が…

競技中にしてもらえるのが大きい。

ファンがあの時計好きなんだと広がっていく。

ここ(胸元にスポンサー名が)入っていると明らかにお金が発生していると分かってしまう。

距離感が違う。

カシオは新しいスポーツの若い選手が日ごろから身につけるファッションアイテムの時計で支援することで選手の知名度とG-SHOCKのブランド価値を互いに高める狙いです。

次のパリオリンピックで新種目として追加されるアーバンスポーツにも期待を寄せています。

パリ五輪でブレイクダンスが正式競技として採用される。

世界チャンピオンのShigekix氏もファッションとして着けている。

パリ五輪では有力な金メダル候補になる。

互いにメリットを高めて小さい業界を大きくしていきたい。

「試合中も時計は気になる?」

まず最初に目がいきます。「きょうはしているかな?」と。

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