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[WBS] 「ハワイ人気が沸騰」…多種多様に!GWの売り上げは70%増加!?

2019年3月30日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

海外旅行で常に人気上位に入るハワイ。

5月には全日空が総二階建ての超大型機を投入してハワイへの旅行客を一気に取り込もうとしています。

これに対抗しようと日本航空が3月29日、ハワイ旅行の新商品を発表しました。

ターゲットに据えるのはハワイに長期滞在する新たな客層です。

株式会社エイチ・アイ・エス

[blogcard url="https://www.his-j.com/Default.aspx"]

H.I.S.のハワイ旅行専門店。

今年のゴールデンウィークの状況を聞くと…

エイチ・アイ・エスのハワイ旅行事業グループ、岡部桐子さん、

今年は最大10連休ということでハワイの平均旅行日数は6日だが、7泊9日や8泊10日など長い期間行くお客様がいるのが今年の傾向。

ゴールデンウィーク中のハワイ旅行の売り上げは去年と比べて7割多くなる見込みです。

そのハワイ旅行でいま人気なのがオプションツアー。

オプションツアー

貸し切りサンセットセーリングを今、特別企画として実施している。

去年から始めた大型ヨットで夕焼けを楽しむクルージング。

軽食や飲み物がついて料金は7,000円ほどですが特定のホテルで申し込むと無料になります。

ほかにもビーチを眺めながらのバーベキューやウミガメがやって来る砂浜で過ごすツアーなどが人気です。

以前からオプションは人気だが、この10年くらいで多種多様化が進んでいる。

見せてもらったのは2005年のパンフレット。

オプションで掲載されているのはわずか7種類で、H.I.S.が独自で行っているツアーはありませんでした。

しかし、いまは数百種類以上に上り、オプションツアーだけで冊子を作れるほど。

自分ならではの楽しみ方をする人が増えているのです。

30年ほど前のハワイの映像。

憧れの地だったハワイは今や日本人にとって気軽に行ける観光地。

右を向いても左を向いても、とにかく日本人だらけ。

バブル期から90年代半ばにかけて高級ブランドでのショッピングやゴルフを楽しむ人で溢れていました。

日本航空も「リゾッチャ」というリゾート路線のキャンペーンを展開。

その後、90年代後半からハワイへの旅行者は減少したものの、羽田空港の国際線やLCC(格安航空会社)の登場などによってこの10年では3割以上増えています。

全日本空輸株式会社

[blogcard url="https://www.ana.co.jp/"]

高まる需要に航空会社も動き出しています。

全日空は世界最大の旅客機A380を5月から成田-ホノルル路線に投入。

座席数520人の機体を2020年度までに3機に増やし、提供座席で日本航空を上回る予定です。

日本航空株式会社

[blogcard url="https://www.jal.co.jp/"]

一方、追われる立場の日本航空。

3月29日にお披露目したのがこちらの新サービスです。

一見、VRゴーグルを使ったバーチャル体験に見えますが…

松山拓生記者、

いま足元が動き始めました。

目の前にいる女性に手を引かれて洞窟の中を歩いているような・・そんな感覚です。

目の前にいる女性に案内されるように動き出す歩行器。

視覚や聴覚に加えて現地を歩いている錯覚を与えます。

また、滝の近くに来ると風や水が出て、触覚を刺激。

さらに、

ハワイを再現したような匂いを感じる。

ヘッドセットからは現地を再現した香りが。

五感に訴えることで日本にいながらリアルなハワイを感じることが出来ます。

バーチャル体験をした後は、一風変わった自動販売機へ。

丸田佳奈記者、

こちらの自動販売機でボトルを選びますとQRコードが表示されます。

これを読み取りますと、こちらの体験を予約することが出来ます。

「ハワイのジャングル満喫」や「釣りのベストスポットへ」などツアーがずらり。

自動販売機から気に入ったツアーを選び、スケジュールを確認した上でスマートフォンで手軽に予約できる仕組みです。

日本航空のデジタルイノベーション推進部、下川朋美さんは、

ハワイのすばらしさはハワイの空気感にある。

お客様に感じてもらい、どのようなハワイに行きたいか、考えるきっかけにしてもらいたい。

これらのサービスは4月から順次実用化。

将来的には駅や空港などに配置する予定です。

全日空への対抗策はほかにも。

日本航空の国際路線事業本部、大貫哲也本部長は、

8泊以上の長期滞在から利用できるお得な運賃や5泊以上から利用できるパッケージ(特典付き商品)を用意した。

ハワイに8泊以上すると航空券がお得になる新商品。価格は6万5,000円から。

通常の航空券より1万円ほど安くなっています。

日本航空が長期滞在を促す狙いは、

ハワイで昼間に仕事をしたり、夜は家族と食事したり、オンとオフを使い分けた滞在の仕方を提案していく。

日本航空がターゲットにしているのがワーケーション。

「ワーク」と「バケーション」を合わせた造語で、海外旅行をしながら仕事をする新しい働き方です。

仕事と休暇をセットにすることで、より長い間ハワイに滞在してもらえると考えているのです。

ビーチとショッピングだけでない新しい旅の提案をすることで日本航空を利用してもらうお客様を増やしたいと考えている。

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