ビジネス関連

[WBS] 生保が「健康経営」加速!従業員にウェアラブル端末!

2016年6月23日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社

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損保ジャパン日本興亜ホールディングス株式会社の生命保険会社、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社

2016年4月からある取り組みを開始しました。

従業員の手首を見ると、なにやらバンドが…

これは健康経営の一環として5,000万円を投じ4月から2,400人に配布したウェアラブル端末です。

事業企画部の池田真梨主任も、この端末を付けている1人です。

24時間ずっとつけていて、気がついたときに見るようにしている。

この端末では歩数、心拍数、消費カロリーなどがチェックできます。スマートフォンとも連動していて、その推移を確認することもできます。

池田真梨主任、このウェアラブル端末を付けたことで大きく変わったことがあります。

端末をつける前は全然階段を使っていなかった。意識的に階段を使うようにしている。

腕の端末を確認すると消費カロリーが増えています。

ランチ

お昼、同僚とのランチ。

池田真梨主任はざるそばとサラダと控えめです。

ランチを食べたあとはスマートフォンを取り出して

食事のカロリーを入力している。

健康の意識は着実に高まっているようです。

ウェアラブル端末の展開

このウェアラブル端末を導入しようとしているのは従業員だけでないといいます。

事業企画部の三輪悟郎特命課長は

ウェアラブル端末をお客様に展開することを検討している。健康に生活したいということがあると思うので、健康を推進することで、われわれも生命保険の支払いや給付金など、当然、健康なお客様が集まれば支払いの部分も減っていく。

この取り組みの背景には高額の死亡保障などのついた保険金額が年々落ちてきていることもあります。

ウェアラブル端末で得た2,400人分のビッグデータを商品開発に生かし他社と差別化しようというのです。

健康活動をすすめるほどお客様に有益になる商品にチャレンジしたい。

日本生命保険相互会社

[blogcard url="http://www.nissay.co.jp/"]

一方、業界大手の日本生命保険相互会社も健康経営への取り組みを加速させています。

日本生命保険相互会社の喫煙所。昨日は途切れることなく人が訪れています。

ところが今日、再び喫煙所に行ってみると

本日は22日ということで、2の形が白鳥に似ていることもあり、白鳥「スワン」ですね。「スワン」と「吸わん」をかけ合わせて全社禁煙デーとなっています。

健康管理室調査役の西島善俊さんは言います。

日本生命保険相互会社では4月から2日、12日、22日を禁煙デーとして、全国の事業所で就業中の喫煙を禁止しています。

禁煙

この取り組みがきっかけで3度目の禁煙に挑戦しているのが神谷渉さんです。

禁煙に取り組んだことはあったが、その度に失敗してしまっていた。

禁煙を始めて1ヶ月、まだ医者に処方された薬とガムを手放せません。

ただ一緒に禁煙を始めた同期の西村さんと支え合いながら家族のために頑張っているといいます。

取り組み始めて臭いとか、すぐ結果が出るので家族も喜んでくれていると思う。

3ヶ月間の禁煙に成功すると、それまでに掛かった薬などの費用の一部が会社から補助されます。

2年前から始まったこの取り組み。700人が挑戦し、200人が禁煙に成功しています。

子宮がん検診

健康経営は禁煙以外でも。

受診率の低い子宮がん検診の費用の一部を補助した上で、対象年齢も40歳から20歳に引き下げました。

実際に検診を受けた女性従業員は本業にも役立つと話します。

商品開発部の笠原有子さんは

病気への備えというのは、まさに保険そのものなので、その経験を生かして商品づくりには生かしていきたい。

契約者が健康に長生きすることで大きなメリットがある生命保険会社。

社員の健康管理を強化して、その経験を生かしたい考えです。

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