掃除や洗濯に料理なども引き受けてもらえる家事代行サービスのニュースです。
女性の社会進出などを追い風にその市場規模は年々拡大していて将来的には約6,000億円まで成長すると見られています。
業界各社はこの波に乗り遅れないようにと人材の獲得を加速させていて、いよいよ外国人の受け入れも本格化してきました。
株式会社ベアーズ
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6月14日の羽田空港。誰かの到着を今か今かと待ちわびる日本人のグループがいました。
ハーイ!ウェルカム トゥー ジャパン!
やって来たのは2人の外国人。日本で家政婦として働くためフィリピンから来ました。年齡は共に38歳。フィリピンで家政婦として活躍してきた即戦力です。
出迎えたのは家事代行サービスの大手企業企業ベアーズ。
今回、国が新しく作った制度を使い、初めて海外から家政婦を直接採用できました。
ベアーズの髙橋ゆき副社長は、
笑顔がとても素敵。早く日本のお客様に引き合わせたい。
その制度とは国家戦略特区。
国家戦略特区
2015年の法改正で家事代行サービスに従事する人材を海外から直接呼べるようになり、東京都、神奈川県、そして大阪市の3つの地域がその特区に認定されました。
この制度のより最長で3年間滞在ができ、日本人の労働者と同水準の給与も保証されます。
2人にとって、今回の来日はまさに夢が叶ったかたちです。
日本で日本語の専門学校に行きました。
見せてくれたのは日本語の卒業証書。日本に留学した経験があり、フィリピンに戻ってからも日本語の勉強を続けました。
家事代行は日本で初めてだから2人はこれから頑張ります。
一方、日本側にとっても彼女たちは期待の存在です。
2人を受け入れるベアーズではサービスへの需要の高まりから人手不足が深刻化。一時、新規のサービスの申込みをストップする事態になりました。
人手不足を解消しようと今後3年間で海外人材を300人に増やす計画です。
ベアーズの髙橋ゆき副社長は、
海外の人の力を借りて日本の暮らしは劇的に変わっていく。海外人材の活躍ぶり、成長ぶりを見てもらいたい。
2人は6月15日から研修を受けて8月からは実際にお客様の家で家事代行のサービスを始めます。