新型コロナの影響を受けていた地価、土地の価格についてです。国土交通省が3月22日に発表した今年1月1日時点の公示地価は全ての用途で去年より0.6%上昇し、2年ぶりの上昇となりました。住宅地は0.5%、商業地は0.4%の上昇でした。
コロナの影響が徐々に緩和される中で新たな需要により上昇に転じる地点が出てくるなど回復傾向が見られました。
コロナ禍 2年ぶり地価上昇!
浅草 若者呼び込み回復!?
東京・浅草。いま地価にある変化が…
西崎悠河記者。
浅草駅周辺のこちらのエリアでは去年10%を超える大幅な下落となりましたが、今年は一転して上昇しました。
新型コロナによる外国人観光客の減少などで去年下落した浅草駅周辺では今年2つの地点が上昇。
地元の不動産業者は…
浅草不動産の岩間健一社長。
すぐ何件も申し込みが入り、オーナーが選ぶという形もある。
人気のあるエリアだと思う。
全国的に見ると同じくインバウンド需要が高かった大阪は全国の商業地の下落率上位10ヵ所のうち8ヵ所を占めています。
なぜ浅草は上昇に転じたのでしょうか。
10代の女性。
栃木から来た。
着物のレンタルがあったり、昔ながらの古さが魅力的。
その要因の一つが若い世代などを中心に回復しつつある国内観光需要です。
浅草にある遊園地「浅草 花やしき」でも変化の兆しが…
着物姿の女性たち。メリーゴーラウンドに乗り込みましたが動く気配はありません。
始めたのはスマホでの自撮りです。
「何をしている?」
花やしきの中村健二さん。
フォトラクション。
写真を自分の好きなアングルで撮ることができるイベント。
フォトラクション利用客。
遊園地で撮るのは新鮮。
レトロ感があるのでレトロな着物を着たらいい感じに合う。