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[WBS]業態転換に政府が補助金!ギョーザ店も生き残りかけ…[餃子専門 丸虎 MARCO]

2021年4月20日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

20.3%、これは今の事業を転換する予定があると答えた企業の割合です。

民間の調査会社がおよそ2万4,000社を対象に調べたもので、実に5社に1社が新型コロナウイルスの感染拡大を契機に商売の仕方を変えたり、新たな事業への転換を考えたりしていることが分かりました。

そして4月20日、大阪府は3度目の緊急事態宣言の発令を政府に要請し、百貨店や大規模なな商業施設、さらにテーマパークや大きな映画館などに対して再び休業を要請する考えを示しています。

また東京都も週内に宣言を要請する方針を固めたほか、、埼玉県など4つの県でまん延防止等重点措置が適用されました。

経済活動がもとに戻る見通しが立たない中、企業が新たな業態へ転換を図る動きが加速しています。

餃子専門 丸虎 MARCO

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さいたま市にある餃子専門店「餃子専門 丸虎」。

手作りにこだわった餃子や独創的なメニューが人気の店です。

4月20日から埼玉県でもまん延防止等重点措置が適用され対象地域にあるこの店でも県の要請に従い閉店時間を1時間前倒しにしました。

餃子専門 丸虎の吉田大介代表、

1時間は大きい。

"いつまで続くのか"というのが正直なところ。

一時はコロナ前の半分ほどに売り上げが前回の緊急事態宣言が解除されてからは8割ほどまで回復していたといいます。

明る兆しも見えていただけに再びの時短要請に吉田さんは先の見通しが立たないことからある決断に踏み切りました。

今は手で包んでいる餃子を機械化して大量生産を目指す。

ドライブスルーや冷凍の自動販売機を利用してなるべく非接触型に変えていけたら。

ドライブスルーも可能なテイクアウト中心の店への業態転換を図ることにしました。

非接触で餃子を提供できる自動販売機の導入も考えています。

しかし餃子を製造する機械も含め全てを揃えると2,000万円以上かかります。

そこで、

事業再構築補助金ですね。

小さい店には願ってもないチャンス。

事業再構築補助金とは国が中小企業などの業態転換や新たな事業への展開を後押しすることを目的に作られました。

第一回は今月15日に申請が始まり、30日までが受付期間です。

担当する中小企業庁は動画で補助金をアピールし、業態転換を促しています。

売り上げがコロナ前より10%以上減少していることが条件で、業態転換の設備投資などにかかる費用の3分の2を補助。返済義務がない資金が最大で1億円給付されます。

帝国データバンクの調査によると新型コロナの感染再拡大を受け、5社に1社が業態転換の予定があると答えています。

一方で業態転換をする資金やノウハウがないという声も…

株式会社八王子エルシィ

[blogcard url="https://www.hachiojiellcy.co.jp/"]

創業から50年を迎える宴会場を運営する企業「八王子エルシィ」。

八王子エルシィの佐怒賀達矢社長、

こちらは結婚式の披露宴や各種宴会のパーティー会場で使われている。

会議や展示会場に貸す貸しスペースとして変更したい。

結婚式や企業の宴会などに利用されていましたがコロナの影響で宴会の利用が月によっては9割減ったといいます。

あえて結婚式にこだわって50年やってきたが少し看板をおろしつつ、新しいエルシィとして地域の皆さまに利用いただける施設として生まれ変わりたい。

宴会場の一部と衣装室などを改装する計画で、レンタルオフィスやテレワークでの需要を見込んでいます。

こちらでも改装費用には補助金を活用する考えです。

補助金を最大限利用して新しい計画でV字回復を目指して活動していきたい。

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