[WBS] 日本の3倍!?知られざる中国「巨大市場」!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

中国にいま日本市場の3倍にも上るある巨大マーケットが誕生しています。急速に拡大を続けている知られざる市場とそこを狙った新しいビジネスを取材しました。

中古車

中国・貴州省の貴陽市。

およそ600の店が7,000台を展示する、いわば中古車の市場です。

フロントガラスの紙には「相談」の文字が・・・

中国では中古車に値段がなく、業者と交渉して買います。

これで車に乗って帰れますよ。

手続きは終わったよ。

家に帰るよ。

こちらの20代の男性、初めて車を手に入れました。ホンダのアコード、8万元、およそ128万円で購入。新車の半分以下で買えました。

今は良い車は高くて買えないし、安い新車は好きな車じゃない。

いま車を求める若者の間で中古車が人気となっているのです。

中古車販売店の店長、

きょうはもう12台売れた。多い日には18~19台売れる。

中国の新車市場が年間2,800万台なのに対し中古車は1,300万台。ここ10年で急増し、日本の新車市場の3倍近い規模になっています。

中国自動車流通協会の沈進軍会長、

中古車と新車の取引量は近いうち同じ規模になると思う。

中国の中古車市場には巨大な潜在力がある。

瓜子

中古車を求める若者を掴もうといま日本とは全く違った販売の形が生まれています。

2015年に創業した瓜子(グゥアズ)。

店には若いお客様を惹き付けるある仕掛けが。

瓜子の店員、

この車は4万5,500元。頭金1万3,600元、月払いは1,101元。いかがでしょうか?

自社のスマートフォンのアプリでオススメの車をネットで配信する男性。元ラジオ局のアナウンサーで今はここの社員です。

アプリで予約して車を見に来たらスタッフの高品質なサービスを体験できます。

中継で紹介している車はアプリから割引券などを受け取ったり、そのまま来店の予約も入れられます。

ネットでの買い物に慣れている若者に合わせた売り方が人気の秘密でした。

さらに・・・

佐藤真人記者、

中古車を販売する瓜子の店内にはナンバープレートを取得するための役所も出店しています。しかも土曜日も営業しています。

店内には役所の出張所が。

民間企業と政府がタッグを組んで中古車業界の活性化に取り組んでいるのです。

その瓜子に目をつけたのが孫正義氏。

中古車市場にAIを最も有効に、最も効果的に実現させている会社がある。

素晴らしい会社です。

ソフトバンクグループは傘下のファンドを通しておよそ1,600億円を瓜子の親会社に投資しました。

孫社長が注目したのが瓜子が独自開発中の車型の検査装置。

これが位置を確認するセンサー。後ろのここはカメラです。

車の下に入り込んで裏側の状態を自動で撮影していきます。

エンジンの状態の撮影はスマートフォンで。

事故の後を隠すために色を塗り直していないか、塗装の厚みを測るロボットアームも開発中です。

こうしたデータをAIで分析することで商品の「信頼感」を高めるのが狙いです。

交渉次第だった価格も店側に決めてわかりやすく表示することになりました。

瓜子の親会社「車好多」はユニコーンと呼ばれる上場前の巨大ベンチャーの一つ。

その価値8,000億円ともされる企業の共同創業者が初めて日本メディアの取材に応じました。

車好多の張小沛共同創業者、

ソフトバンクグループが信頼してくれて非常に感謝している。

十分な資本のおかげで中古車業界にさらなる革新を起こせる。

お客様にとって不透明だった中古車の販売。最新技術で大きく変えようとしています。

必ず上場する。自社や株式市場の状況を見て上場のタイミングを決める。

成長を続ける中古車業界でAIやビッグデータなどを活用し、シェアを高める。

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