株式会社上田建設光リサイクルセンター
奈良県御所市、この街にある産業廃棄物の処理場。
毎日、工事現場から出た瓦礫が運び込まれます。
その中に意外なものが…
「墓」です。
ここで処分される墓の数は年間1万基以上。
年々増え続けているといいます。
持ち込んだのは石材業者。本来、墓を建てるのが仕事ですが、
よその石屋も墓の解体が増えていて、墓を建てるのは少なくなっている。解体は5年前と比べて3倍になっている。
運ばれてきた墓石はここで粉々に砕かれます。
道路の下に敷かれる砂利として再利用されるそうです。
五條市市営極楽寺霊園
なぜ捨てられる墓が増えているのか?
ここは隣町の市営墓地。
寂れる一方の墓地。
見かねて世話をしている男性、長谷健治さんです。
ここは墓を取った跡。
「墓じまい」の跡。持ち主が遺骨を整理して墓石を撤去しました。
ここら辺も全部墓でした。
その墓じまいされた墓石が処理場に運ばれていたのです。
地元にいない人がたくさんいる。都会へみんな行ってしまって。
墓地の片隅に異様な光景が…
これは無縁塚です。お参りのない墓を集めた塚です。
放置されたままの無縁墓。その数、2,000基にのぼります。
これ以上、新しい墓を作る場所がないため市は新たな霊園の建設を検討しています。
東京グランドホテル
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一方、東京・港区。
2017年7月30日、都心のホテル。
大宴会場に喪服を着た人たちが集まってきました。
お預かり致します。
受付で渡していたのは位牌です。
その数、100以上…
首都圏の各地から集ってきました。
実はこのイベント、お盆の合同法要会です。
供養の費用は1人1万円。
「もう少し生きたい、生きたい」と亡くなりましたから、その思いで参加しています。
寺との付き合いがない人や墓自体がない人、そうした人の供養の場となっています。
このホテル法要会を主催したのは浄土真宗の僧侶、新田嵩信さん(40歳)。
「お盆は供養しない」という声が多くて、じゃあ皆さん来られるようにこっちがするから来てよ。
もしよかったら来年もやるので来てください。
連れてまいります。
都会で増え続ける供養したくてもできない人たち。
後悔しない「供養」
死んでも入る墓がない。
480万円?
墓がなくても供養はできる。新しい弔いの形。
父の弔い方を探していた。
悔いの無い葬式がしたい。残されたものが納得できるおくり方とは?
心の救いになりました。
後悔しない「供養」。
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