シリーズでお伝えしている「ケーザイのナゼ?」です。
最近肌寒くなってきましたがそんな季節でも食べてしまうのがアイスですよね。
巣ごもり消費の拡大もあり2020年度のアイスの販売額は5,197億円と過去最高となりました。

その中でも最も購入額が増えているのが実はシニア層なんです。60代のアイス購入額を2012年と比べると32%増えていて、他の世代より伸びていることが分かります。

ナゼいまシニアがアイスに夢中なんでしょうか、直撃リサーチしました。


ゴディバジャパン株式会社
[blogcard url="https://www.godiva.co.jp/"]
シニア世代は本当にアイスを食べているのでしょうか、街で聞いてみました。

アイスクリーム食べている。寒くても食べます。

昨日は食べなかったけど今日はどうでしょう。

2~3個は冷凍庫に入れてある。メーカー決めていて、風呂上がりに食べる。

「アイスを買う量は年々増えている?」
必ず毎日1個ずつ食べる。

毎日食べる人もいるようですが、今ナゼ?アイスが人気なのでしょうか。

家にいることが多いので口寂しい。あまり外で自由ができないので。

アイスは冷凍できる。

ケーキだと買った日か翌日でないと味の風味が変わったりする。

通常、アイスには賞味期限がないため長期間保存が可能。新型コロナの影響で自宅時間が増える中、買いだめしていつでも手軽に食べられるのが人気の理由です。

さらに話を聞くとシニアに人気のアイスにある特徴が…

ハーゲンダッツのいろんな種類が好き。

高いアイスを一人でこそっと食べるのがいい。

私はハーゲンダッツをみるとつい買ってきちゃう。
「冷凍庫にはストックしている?」
あります。5個か6個ぐらい入ってるかな。

多くの人から名前が上がったのが高級アイスの定番「ハーゲンダッツ」。実は比較的高額なアイスがシニア世代には人気だといいます。

実際に200円以上するアイスの購入額を見てみると60代がトップ。

ナゼ?シニアは高級なアイスの消費が多いのでしょうか。チョコレートメーカー、ゴディバのお店を訪ねました。

私は2番にする。
フォンダンショコラですね。

ちょっとぜいたく感やご褒美感がある。

ゴディバ三越日本橋の店舗の主な客層はシニア層ですが、アイスの売上げは去年に比べ1.5倍に増加したといいます。


ゴディバジャパンのマーケティング&イノベーション本部、佐々木繋シニアマネージャー。
シニアの中にはおそらく裕福な方もいる。

ぜいたくな気分を味わいたいと購入してもらっている。

シニア世代は財布にゆとりがある人が多いこととも関係しているようです。

さらに人気の味にもシニアの特長があります。

ゴディバ三越日本橋店の岩本一美店長。
こちらのカカオバニラが人気。

「ゴディバというとチョコでは?」
チョコも人気だが「アイスといえばバニラ」というシニアの方が多い。

チョコでおなじみのゴディバですが、チョコをベースにしないシンプルな味が人気だといいます。
本当にシニアはシンプルな味が好みなのでしょうか。

日本で最も多く食べられるアイスといえば森永製菓のチョコモナカジャンボ。

その特徴はパリパリのモナカにパリパリの板チョコ。

年間およそ2億個販売されていますが、実はシニアの購入比率が高いのは同じシリーズのバニラモナカジャンボだといいます。


森永製菓の冷凍マーケティング部、村田あづささん。
バニラモナカは年代が高くなるにつれて購入金額が高くなる動きが非常に顕著。

60~70代の人で購入額のほぼ半分近くを占めている。

このジャンボシリーズは自分の好きな量だけパリッと割って食べられる点もシニア世代の支持を集めています。

さらなる需要を取り込もうと森永製菓が力を入れているのが販売戦略。
このようなバニラモナカジャンボの新聞広告を出している。
こちらは10月15日の新聞。実はこの日を狙って広告を掲載しました。ナゼ?10月15日なのでしょうか。
10月15日が年金支給日だった。年金支給日にはシニアの方の購買意欲が上がるデータがあり、そこを狙って買い物ついでにバニラモナカジャンボを買ってもらいたい。