株式会社ぐるなび総研
[blogcard url="https://gri.gnavi.co.jp/"]
今年の世相を反映した料理を決定する2016年「今年の一皿」。
ご飯の上に薄く切りの赤身ローストビーフをたっぷりと乗せた「ローストビーフ丼」、6月の世界最大規模のワイン国際コンクールで受賞した日本ワインなど今年話題になった6品が特別賞などを受賞。
その中で大賞に選ばれたのが、
パクチー料理です。
パクチー
特有の味と強い香りが特徴のパクチー。
その味わいに魅了される消費者が激増し、愛好家を「パクチスト」と呼ぶ造語も生まれました。
株式会社ぐるなび総研によると、パクチーを提供する飲食店の数は去年と比べて約2倍に。
アフーネ
[blogcard url="http://www.ginza-isomura.co.jp/afuune/"]
こちらのお店では本格的なパクチー料理を味わうことができます。
人気のメニューがパクチーがたっぷりかかった「オムレツ」。オムレツの上はもちろん、中にもパクチーが使われています。
またパクチーソースがたっぷりかかったラムチョップのグリルも。
さらにパクチーが苦手な人でも楽しめるカクテルも人気です。
主に20~30代のお客様が多いということです。
お客様は、
お肉にパクチーのアクセントが効いていて、非常に美味しいです。
パクチーのクセが病み付きになっている。女子会やると「パクチー食べたい」とかアジアン料理に行ったりというのは結構ある。
こちらでは2年前から国産のパクチーを使った料理の提供を開始。すると集客がおよそ1.5倍に増えたということです。
村上俊晴店長は、
パクチーが好きなお客様はすごく増えてきている。料理だけでなく、カクテルも作っているので苦手な人も好きになってもらえたら。
JAなめがた香菜部
茨城県行方市、人気を支えているのがこちらで作られている、
こちらがパクチーです。
パクチーが栽培されているのは冬でも生育に適した気温を保てるビニールハウスです。
収穫できるまでにかかる時間は約2ヶ月。
ここでは奥行き50メートルのビニールハウス1棟で1年間に2回、約300kgが収穫できます。
生産者の沼里一男さんは、
今がちょうど食べ頃。柔らかく味がマイルド。
こちらの地区では12人の農家がパクチーを栽培しています。管理する200棟のビニールハウスで取れる年間の収穫量は約60トンに上ります。
「従来の農作物と比べてメリットは?」
グラム単価が他の野菜に比べると高い。
ただ、栽培を始めた10年前の1日の出荷量はわずか5キロ。行方市の気候にあった香りの強いパクチーの種を探し続けること7年。ようやくここ数年で香りが高い、安定した量のパクチーが収穫できるようになったといいます。
今ではブームの追い風もあって、1日80~100キロを出荷しているといいます。
今は量が足りていない。それだけ人気が高まっている野菜だと思う。これからの課題として、生産者を増やしていこうと思っている。単価が取れる野菜として生産者集めを進めていきたいと思う。