バーチャルアナウンサーの相内ユウカです。今回、ご紹介するのはこちらです。
この店ちょっと変わっていて居酒屋なんですけど、女子高生が群がっているんです。
女子高生はお酒が飲めないはずですけど、どうしてこんなに居酒屋に?
そこでクイズです。何でこんなことになっていると思います?
カッコいい店員さんがいる?
女子高生だからイケメン好きだなんて、そんなステレオタイプの考え方どうかと思う。
甘いものが食べられるから?
甘いものが好き、それもステレオタイプね。
一体どういうことなんでしょうか、答えはこちら!
ニューもっさん
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茨城県水戸市。平日の午後6時に行列が…
並んでいたのは女子高生。
何のお店?
えっ酒場!?
ただ事ではない!
話を聞くと、
チーズハットグです。
ハットグ?
女子高生が詰めかけるこのお店、一体なに?
チーズハットグ
水戸駅から徒歩5分ほどの場所にある居酒屋「ニューもっさん」。
店内は狭く立ち飲みが基本。
10人ちょっとでいっぱいです。
外の行列には子どももいます。
どういうことか!?
チーズが伸びる感じでおいしい。
実はお客様の目的はチーズハットグ。テイクアウト用です。
チーズの周りに衣をつけ、イモやパン粉をまぶして揚げる。
外はカリカリ、中はトロ~リが特徴です。
そして食べると中のチーズがのび~るのがお客様に受けています。
でも、なぜ居酒屋でチーズハットグ?
グローリー・アイの井川智司社長は、
昼と夜のテイクアウトと、ここで飲んでいくお客様の二毛作という形でやっている。
もともと井川社長はイベントなどのケータリング会社を経営。
そこで人気となったチーズハットグに注目しました。
さらに水戸市内で居酒屋も2店舗運営しています。
テイクアウトと居酒屋のノウハウを両方生かしたいと考えました。
そして生まれたのがこの店です。
若者がチーズハットグを買う店の中では大人が酒を楽しむ。
おばちゃん
ところが当初、肝心のチーズハットグが…
やり始めて何日かは1日0本、出ても5本。
これは無理かなと思った。
そのピンチから店を救ったのが厨房のおばちゃん達だった。
メニューで悩む女子高生に、
悩まない。人生もっと悩むことあるから。
うち帰ってもご飯食べるんでしょ?
食い過ぎだろぉ~!
このおばちゃん達、持ち前のフレンドリーさで女子高生たちとすっかり友達に。
LINEでもつながるようになりました。
こうして女子高生とつながることで「はやり」や「ニーズ」を吸い上げていったのです。
そうした情報から生まれたのが「カレーチーズハットグ」。
こちらは新作、麺を衣にまぶした「ラーメンチーズハットグ」。
いまでは6種類のオリジナルハットグが完成しました。
インスタ映えするメニューが増えたことで情報が拡散、するとお客様が一気に増えました。
若者が並ぶ居酒屋を街行く人が二度見。
店への関心が集まり居酒屋のお客様まで増えました。
いままで水戸になかった異文化みたいな感じ。
彼女たちの年代特有のケラケラした笑い声が心地よい。
昭和の駄菓子屋みたいな立ち飲み屋。
いろんな年代に来てもらい、アットホームな店にしたい。