業界新聞の記者だけが知っている儲かるせまい業界新商品ニュース2022
最初にやって来たのは東京・千代田区にある「週刊建機新報」。
業界大手のコマツがチリの鉱山で超大型ダンプトラック運行開始とかシンフォニアのクレーンVR訓練システムが優秀新技術・新製品賞を受賞。いわゆる働く車業界の最新情報を紹介する専門誌。
では早速、建機新報の新商品ニュース教えて下さい!
週刊建機新報
吉田隆史編集長

トップニュースはジラフワークです。
番組ディレクター
ジラフワーク?

週刊建機新報
吉田隆史編集長

〇〇発電設備で革命を起こした商品。
番組ディレクター
特徴は?

週刊建機新報
吉田隆史編集長

巨大なキリン。
高さは50m。
キリンが儲けます。
週刊建機新報、吉田編集長が教える新商品ニュース!電気の発電所でキリンが活躍!50m超えの巨大マシン「ジラフワーク」とは!?
業界新聞 建機新報 新商品ニュース!
風力発電で活躍!50m超え巨大マシン
やって来たのは神奈川県横浜市の港のそば。ジラフワークというマシンを開発した社長の内田祐大朗さんにそのマシンの様子を見せていただきます。
GiraffeWork
内田祐大朗社長

こちらがジラフワークです。
こちらがテレビ初公開、昨年7月に発売されたばかりのジラフワーク。12個のタイヤが付いた車体の上に巨大なクレーンが乗っていて、全長およそ20m、重さ42tのド迫力。そのお値段はなんと3億円。
これが発電所でどう活躍するのか、さっぱり分かりませんが早速やってもらいましょう。
GiraffeWork
内田祐大朗社長

皆さんよろしくお願いします!
内田さんの掛け声をきっかけにジラフワークのクレーンがグイーンと伸びていく。さらに…
番組ディレクター

あ!回った、回った!
クレーンの先端が180度方向転換。
番組ディレクター

まだ伸びる?
めっちゃ伸びてる!
クレーンを伸ばし続けることおよそ8分。その先にあったのは巨大な風車。すると…
番組ディレクター

あ!挟んだ!挟んだ!
クレーンの先端が風車の羽根を挟み込むような位置でストップ。
内田さん、一体何をやるんですか?
GiraffeWork
内田祐大朗社長

ジラフワークは風車のメンテナンスを行う車。
58m程まで伸びております。
そう、ジラフワークは風力発電で使う風車の羽根をメンテナンスする巨大なクレーン。高さ80mの風車の場合、最低でも2年に1度のメンテナンスが法律で義務付けられている。でも、50mの高さなんて普通のクレーン車じゃもちろん届かない。
ジラフワークができる前はどうやってメンテナンスをしていたのか?
GiraffeWork
内田祐大朗社長

この風車にロープで人がぶら下がってメンテナンスを行うのが主流。
なんと高さ数十メートルの風車にロープで宙吊りになってメンテナンスを行っていた。これじゃ危ないし、大変ってことで生まれたジラフワーク。
実際にスタッフが乗せてもらい、メンテナンスの様子を見せてもらうことに。
番組ディレクター

だいぶ高いですね。これは。
高い!あまりの高さに足がすくんで立てない番組ディレクター。その58mの高さで作業員はどうやってメンテナンスをしているのか?
番組ディレクター
今これは何をやってるんですか?

ベスタス・ジャパン リードブレードテクニシャン
大場洋佑さん

打診検査をしてます。
音が変わるので。
接着がうまくいってるかいってないか確認してます。
こちらは打診検査といって音の高さを聞いて羽根の表面が剥がれていないかチェックする作業。
さらにメンテナンスの効率を飛躍的にアップさせたのが羽根を挟み込むコの字型の足場。
ベスタス・ジャパン リードブレードテクニシャン
大場洋佑さん

ロープだと片側からしかできない。
ジラフワークだと両側からできる。
作業スピードという点では2倍。
そう、ロープ作業だと片面の少しずつしかチェックできないので1日に2人で1枚の羽根をチェックするのが限界だった。
しかし、ジラフワークなら2人で羽根の両面を一気にチェックできるので1日に3枚の羽根をメンテナンスできちゃう。
この世界に1台しかないジラフワーク、とんでもない儲かりの可能性を秘めているんだとか…
GiraffeWork
内田祐大朗社長

陸上の風力発電所は日本に2,300本ほど。
3枚ずつ羽根がついておりますのでメンテナンスの機会はたくさん。
しかも日本の風車は2,300本ですが、風力発電が盛んな海外ではおよそ34万本の風車がグルグル回っている!すでに海外の企業から問い合わせが来ているという内田さん。今年度中にはジラフワーク専用工場も完成予定ということで、これからかなり…
GiraffeWork
内田祐大朗社長

がっちり!
いきそうですね!