
国民皆歯科健診、国民全員に毎年の歯科検診を義務付けるというもので政府は来月上旬に取りまとめる経済財政運営の指針である骨太の方針にこの歯科検診の義務化を具体的に検討することを盛り込むことが明らかになりました。
国民全員に義務付けへ!?毎年の歯科検診
街の人に聞きました。歯の検診は受けていますか?
番組スタッフ
定期検診に行っているか?


行ってます。月に1回。小さいころ虫歯が多くて。
親が入れ歯だったので、そういうのを見て。自分の歯で一生生きたい。

行っていない。面倒くさい。どうしても延ばし延ばしに。
イメージ的に歯医者はうるさい。勝手に予約されるイメージなのでそれならいいかな。

歯で困ったことがないので行ったことがない。
個人個人で差がある歯科健診。過去1年間で検診を受けたとこのある人の割合は全体の52.9%と半分程度にとどまっています。
政府は国民全員がこの歯科検診を毎年受けることを義務付ける国民皆歯科健診を具体的に検討することを来月上旬に取りまとめる骨太の方針に盛り込む予定であることがわかりました。
狙いは何なのでしょうか。
銀座で検診と診療を行う歯科「池渕歯科」を訪ねました。
番組スタッフ
何の治療できたのか?


歯茎が痛かったので。
先生が次の検診は3ヵ月後と言ってくれるので3ヵ月後に来る。
こちらに来院している600人のうち検診で利用している人は5分の1程度。
池渕歯科
池渕剛院長

同じ人が定期的に通っている。痛くならないと来ない人も多い。
番組スタッフ
検診の重要性は?

池渕歯科
池渕剛院長

口の中の歯や歯茎の症状を事前に見つけてもらう。
あるいは口の中の健康が全身疾患と密接に関連付けられている。
高血圧、糖尿病、コレステロールが上がるだとか成人病の多くが歯の状態による影響だといわれている。
虫歯や歯周病などの歯科疾患はほかの病気を誘発するリスクも高くなるとされていて、歯を健康に保つことは全体の医療費を抑制する狙いがあるとされています。
1年に1回歯科健診を受けていた人は1度も受けなかった人に比べて6年後の医療費を6割に抑えられるとの試算もあります。
ただ課題も…
池渕歯科
池渕剛院長

義務化が進むと歯医者に一斉に患者が検診に来て、歯医者側の病院運営に影響が出るかもしれない。
さらに費用の問題も。こちらの歯科の通常検診は5,000円程度、国民全員の費用をどこから捻出するかも不透明です。
厚生労働省の担当者からも困惑の声が…
厚労省 担当者

普通に考えたらすごい金額になるので現実的ではないのでは。
義務付けることは法改正などの体制整備も必要になり課題はかなり多い。