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[WBS]ウクライナが握る"希少ガス"!半導体の供給にも影響懸念[ギガフォトン株式会社]

2022年2月16日

原油 天然ガス…広がる懸念!不足が深刻な半導体にも影?

ウクライナ情勢の緊迫化で原油や天然ガス、小麦などの価格高騰が懸念されていますが、影響はそれだけにとどまりません。山際経済再生担当大臣は2月15日に会見で…

「ロシアとウクライナは半導体製造に不可欠な資材の生産地、サプライチェーンに支障を来す可能性も?」

指摘の問題意識は共有している。

間接的な影響も含め注意深く見なければいけない。

世界的に不足している半導体の分野にも影響が広がる可能性が。

このような看板で私たちの生活にも馴染みのあるネオン。半導体を作る工程の一部でこのネオンが使われていますが、実はネオンの主要産地の一つがウクライナなのです。

ある推定ではアメリカでの半導体製造に使われているネオンの9割以上はウクライナ産だといいます。

日本への影響はあるのでしょうか。

半導体製造用のレーザー装置の開発や販売を手がけるギガフォトン。

立ち並んだボンベの中にレーザーに使われるネオンが入っています。

ギガフォトンの榎波龍雄COO。

国内のネオンはアメリカ産4割、中国産4割、残り2割がウクライナ含む東ヨーロッパ産。

当社で使っているガスに関してウクライナ産は1%まで下げて、なるべく安定した供給ができるようガスメーカーにお願いしている。

当社のビジネスに対して大きな影響は発生していない。

国内に流通しているウクライナ産のネオンは割合が少なく、現状では影響は大きくないといいますが、シェアが大きいアメリカにウクライナ産のネオンが入ってこなくなることがあればアメリカが日本への輸出量を絞るといった事態が起こる可能性も否定できません。

それ(需要)に見合った分だけ中国とアメリカで増産できればいいが、追いつかない場合、価格などに対するリスクが出てくる。

ガスメーカーが加味しているので影響が出ないようコントロールすると期待している。

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